2019トップ10プロスペクト:ボストン・レッドソックス

1位:マイケル・チャビス(3B)
14年のドラフト1位指名。17年シーズンにブレイクしたが、オフにPED使用が発覚し80試合の出場停止処分が科された。結果昨季は46Gの出場に止まったが、OPS.919と前年と同じ水準のパフォーマンスを披露。3B守備はやや怪しく、チーム事情もあって1Bの他にもLF、2Bへのコンバート案が浮上している。

2位:ボビー・ダルベック(3B)
32HRを記録するブレイクアウトイヤーを送り、大きく評価を上げた。そのパワーポテンシャルはクリス・ブライアントと比較されるほどのもの。強肩を活かした守備にも定評がある。最大の懸念は平均以下の評価を受けるヒットツールで、メジャーでは扇風機と化す可能性も。

3位:ダーウィンソン・ヘルナンデス(LHP)
ベネズエラ出身の奪三振マシーン。昨季は後半戦から調子を上げていき、2Aにまで到達、アリゾナ秋季リーグではK/9 19.1を記録する支配的なパフォーマンスを見せた。平均以下のコントロールが先発適正に疑問を呈している。

4位:ジェイ・グルーム(LHP)
16年のドラフト全体12位指名。全体1位級の評価を受けていたが、サイナビリティとメイクアップへの懸念からスリップした。STで怪我を負い5月にTJ手術のために昨季は登板なし。制球面の不安はあるものの、そのポテンシャルはエース級。

5位:トリスタン・カサス(1B/3B)
昨年のドラフト1位指名。プロデビューも果たしたが、2試合目に守備時に親指を痛めてシーズンエンドとなった。全方向に強い打球を飛ばすことのできるパワーが売り。その長身とアスリート性から、1Bではマット・オルソンのようなディフェンダーになれるかもしれない。

6位:マイク・シャワリン(RHP)
16年のドラフト5位指名。昨季3Aに到達するなど、順調なペースで昇格している。スピードや変化量を変えることのできるスライダー以外に傑出した球種はないが、クレバーな投球の組み立てで抑える。将来像はバックエンドのワークホースかミドルリリーバー。

7位:タナー・フック(RHP)
17年のドラフト1位指名。アームスロットと球種の投球割合を変更して臨んだ昨季の前半戦は打ち込まれたが、後半戦はどちらも大学時代に近いものに戻して調子を上げた。サイド気味のスリークォーターと安定しないリリースポイントから、リリーフに適性を見出す向きが強い。

8位:ブライアン・マタ(RHP)
年齢に比して完成度が高く、なおかつ伸び代も豊富なためトッププロスペクトとして扱われていたが、フォーシームからツーシーム主体の投球スタイルへ変更したことや、体格の大幅な成長が原因で制球力を失って評価を落とした。それでもローテーション半ば級のポテンシャルは魅力的。

9位:カッター・クロフォード(RHP)
17年のドラフト16位指名。名前の通りカッターが最大の武器の投手。その他にも90マイル前半のファストボール、カーブとチェンジアップが持ち球だが、いずれも評価は平均止まり。兄は13年にタイガースからドラフト1位指名を受けたジョナソン。

10位:C.J.チャッタム(SS)
16年のドラフト2位指名。高校時代に90マイル半ばを記録したことのある強肩を活かした守備には定評があり、6フィート4(約193センチ)と大柄な体格ながらSSに止まることも可能だとされている。打撃もAVG.314を記録するなどコンタクト能力に優れており、フロアーは高い。

#mlb #プロスペクト #レッドソックス #BOS

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