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今までの僕の考えは甘すぎた〜!!(前半)

先日、PIXARのひみつ展に行ってきました。

吸収できたことが山ほどありました。
今日と明日前半と後半に分けて
noteに書きたいと思います!

半端なかったです。 

驚きの事実や工夫がそこには
沢山ありました!!

この展覧会では
アニメーションを作るにあたっての
作成過程ごとにそれぞれのコーナーに
分かれてピクサーの作成の裏側が
展示されていました。


今からご紹介するのはその中の
「サーフェス」という作成過程のコーナーで紹介されていたもので

「レミーのおいしいレストラン」の
キャラクターのネズミの体毛の「量」を
いろいろ変えてみてそれがどう映るか
という検証です。

下の写真をご覧ください。

ネズミたちの体毛が繊細にはっきり再現されています。

この繊細さで
ものすごいリアルだなぁと思いますが
ピクサーさんはこれは毛の量が「少ない」
バージョンの画像だとおっしゃっているのです。

こんなに体毛もリアルに再現されているので

体毛の量が増え、さらにリアルになるのか!
と僕は毛の量が「多い」バージョンに画像を
切り替えてみました。

次の写真が毛の量が増えたバージョンです。

「あれ??」と思いました。

毛の量が増えるとより細部がしっかり再現されるのかなと思っていましたが

思っていた感じと少しちがいました。

なんとなく光がとんで前よりも逆に
イマイチ細部がよく見えなくなった?

そうなんです。

毛の量を多くすれば多くするほど
細部までリアルに再現されるというわけでも
なさそうなんです!!

アニメーションの制作に携われている
クリエイターの方々は
そのアニメーションを見た人が
いかに違和感なく「リアルな作品だなぁ」と
思えるかどうかにこだわってつくられている
みたいなので

光がどこからどのくらい出ていて

どのくらい物体に光が反射するのか

など

全て把握された上でどのような作り方が1番映像として見やすいのかを考えて制作されているそうです。

なので、
違和感なく見せる為に
自然の摂理にしっかり従って制作されています。

つまり、
リアルにより見せる為に
どれだけ体毛を細かくみせるかに
こだわるのであれば
体毛1本1本にあたる光の反射も
その分再現しないと違和感が多少出てくる
ということです。

したがって
自然の摂理である「光の反射」も
作品に反映させてなおかつ
繊細に描く必要があるのです!

「毛の量」をより細かく描きさえすれば
より繊細に映るわけではなくて、
光の反射など人間の目に映る自然の摂理なども
考えて設計したものが

人間の目には
「繊細だなぁ、リアルだなぁ〜」と
映るらしいです。

僕にとっては本当に衝撃な事実でした!!

本当に驚きの発見でした‼️

質が上がれば上がるほど
それがリアルにつながるわけではない!
そんな単純ではない!

ものすごく貴重な考え方を
学べた気がしました🔥








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