みんコレ！事務局が作問した医師国家試験の予想問題です。
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問題

血便を認めるが腹部造影CT、上部および下部消化管内視鏡検査で異常を認めない患者に対して次に行う検査として適切なのはどれか。

a：注腸造影検査
b：FDG-PET
c：小腸カプセル内視鏡
d：腹部MRI

≪この下は正解・解説です≫

解答

c：小腸カプセル内視鏡

解説

血便をきたしていることから消化管出血が疑われるが、腹部造影CTや上下部の消化管内視鏡で出血原が特定できない状況の場合、小腸からの出血が疑われる。小腸カプセル内視鏡はカプセル型の内視鏡を嚥下することで低侵襲で消化管の観察を行える医療機器であり、主に小腸における原因不明の消化管出血に対して適応となる。

a：誤り。下部消化管内視鏡で異常を認めておらず、新規情報が得られるとは考えにくい。
b：誤り。FDG-PETは主に悪性腫瘍の転移を検索する検査である。
c：正しい。
d：腹部造影CTで異常を認めないためMRIでも結果は変わらない可能性が高い。

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