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無職日記4日目 ボールは友達こわくない!

あの、キャプテン翼の連載が終了するとのこと。
高橋陽一先生、お疲れ様でした。



キャプテン翼を読み始めた頃、高橋先生が10代でこの作品を描きはじめたということに衝撃を受けたものだ。
それから43年。
ご本人の体力の衰えということ以上に、漫画のデジタル化が一因となっているということに時の流れを感じる。
スクリーントーンの生産も徐々に終了しているとのこと。

スクリーントーンに憧れたあの頃…。
高価すぎて、友達とお金もトーンも折半した(その頃は1枚800円とか1200円とかしたと思う…)
勿体無いから、5ミリくらいのカスでさえ、保存して使用…。
そのカスが常に制服にくっついていた。
田舎の画材屋ゆえ、トーンの種類も全然少なかったと記憶している。

というのは今は昔。
同じく趣味でマンガを描いている娘は、もっぱらアイビスペイント。
なんということだ!スクリーントーンが安価でこんなに簡単に使えちまうやないか!
苦手な右顔や自分の左手を見ながら描いた手も、デジタルなら簡単に描けちゃうのね。ずるいわ〜。
レイヤーがなんちゃらとか言われても、お母さんにはわからない。

昔使っていた丸ペンやらGペンやら製図用インクが出てきて譲ったけれど、全く使っている気配はない。
…というジェネギャは、我が家でも起こっている。

今の時代、クリエイティブすら(というか、だからこそ)デジタル化やAIとの付き合いを避けては通れない。自分も仕事のやり方をアップデートさせていかなければならないと、心底思う。
実は無職期間には、そんな自分の仕事のアップデートとも向き合いたかった。

そういう意味では、高橋先生の今回の決断は非常に学びがある。
キャプテン翼は真の意味では終わらない。
ネームという形で、彼らのその後を高橋先生は残してくれるようだ。
そうしておくことで、いずれAIが自分の作品として完成させてくれるかもしれない…、というようなことをNHKのインタビューでは言っていた。

自分にしかできない部分とAIをうまく使っていく。共存の道を見つけることもプロフェッショナルなのかもしれない。



おおおおっ!!見える❗️見えるよ、ロベルト‼️
読み慣れてくるとちゃんと誰もが見えてくる。
そう。そもそも、キャプテン翼ファンなら、脳内補完して完璧にキャラの見分けをすることなんてお手のもののはず。
き、吉良監督がいるじゃないのさ(泣

とにかく、若島津健のその後を知っているのは、AIではない。高橋先生なのだ(完全に己の欲)。
これからも、いかなる形でもいいから、執筆を続けていただきたいと強く思う。

大いなる挑戦を続ける氏に、心から声援を送りたい。


40年余、描き続けていることがまず尊敬 オタクの思い出はこちら

いつまで続くか無職日記


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