加賀美役の町田啓太さん、なかなかの難役を素晴らしく演じてらっしゃる。あんなに可愛いくて、色気駄々漏らしてて、スパダリ感漂わせてるのに、ただただ怖いキャラって…いまだかつてあったでしょうか！？

１．加賀美くん、倫理観なし問題

シーン１：先週から続く、こころへの「キス」

こころと虎松がいた場所に、偶然通りかかった…わけじゃないよね加賀美くん。（こころをつけとるの？）
で、
「ダメだった？」からの「そこに唇があったから」
これ、町田啓太じゃなかったら許されんからね！

きゃつの倫理観、ぶっ飛んでます。

シーン２：商店街キョトン顔

こころから「ああいうの、やめてね」と言われた時の、キョトン顔。
全く悪びれない。
でも、作為や悪意には見えない…。
こころに注意されて、初めて「いけないこと」とわかったらしい。
けれど、何故いけないのかは腑に落ちていない感じ。

加賀美くん、人間界の常識知らないの？

シーン３：車の中のごめんね

時間をおいて、やっと、加賀美はこころに謝る。
「ごめん」「嫌いになった？」
きっと、こころに釘を刺されてから、ずーっと考えてたんだろうね。
何がいけなかったのかな？って。
そして、”こころは嫌だった”ってことだけは、理解して謝ったんだよね。

加賀美くん、こころに嫌われたくないのは確からしい。

だけど、今度はなぜ虎松が怒るのかはわからない様子。
加賀美くん、人間１年目ですか？

＊　＊　＊
この一連の加賀美の描写をみるかぎり、かなり常識的な判断や論理観がブチ飛んでいる人物だということがわかります。
つまり、この一連のエピソードは、加賀美は倫理に反することも悪気なくできちゃう人ですよ、という前振りになっているわけです。

２．加賀美くん、虎松になつく問題

５話タイトル「雨の嫉妬キス」ですが、
加賀美が虎松に嫉妬したキスには見えない。
車からかなりじ〜っくり、こころと虎松の様子を見ていた加賀美。
ひょっとして、キスは虎松の真似？

こころとの車中シーン。
虎松の上書きキス見せつけられて、「虎さーーーーん❤️」って。
その後も虎松にじゃれついてるんだけど…
加賀美くん、虎松になつきました？
完全になつきましたよね。

このあたりの行動も、わけがわからない。

３話では「こころさんを泣かせたら俺も泣きます」って、若干虎松を信用してない感があった加賀美。
５話では「虎松はこころを大切にしている人」って情報上書きされたのか？

オレ、ココロスキ
ココロ、トラマツスキ
オレ、トラマツスキ
ロボットの三段論法じゃないんだから…

加賀美くん考察その１はこちら

３．加賀美は何しても嫌いにならない問題

もし、加賀美が人外だとしたら、もちろん考えやすいのは吸血鬼。
刺されても、ダメージ少なそうだったし。
私は、吸血鬼の使い魔的な存在だったりすれば、面白いなと思いますが。
（さすがに、そんなに人外は出てこないか…）

もし、加賀美が人間だとしたら、
感情表現や倫理観が狂うほどの、過酷な経験をしているか、
もともと、いわゆる"普通の感情"の持ち主ではないか。

いずれにせよ、被害者にも加害者にも結びつきそうな伏線です。

考察してみたものの、結局加賀美が何者かは見えそうで見えません（ギブ）。

＊　＊　＊

私は、加賀美は怪しすぎて逆に怪しくないと考えます。
ですが、今回こころが加賀美に言ったセリフが気になります。

「加賀美は何しても嫌いにならないよ」

これ、伏線…じゃないといいのだけれど。

ここまで、お付き合いいただきましてありがとうございます。

５話考察はこちら