風力発電について、県外の方から寄せられたご意見を紹介します。

年に何度か故郷の飯高町に帰ります。その度にあちこちの山や田畑にソーラーパネルが増えていくのを見て危惧しています。ソーラーパネルの処分法は未だに確立されていないと聞いていて、将来どうなるのかと考えると不安です。今回、蓮ダム周辺に風力発電の風車建設が計画されていると聞いて、同様の心配をしています。

①耐用年数が20年と聞きましたが、その後が心配です。

②近年は豪雨が多発していますが、風車が倒れた時の被災が心配です。

③仮に事業者が倒産してしまった場合の責任放置が心配です。

➃風力発電は以前から低周波音による健康被害が報告されています。今回集落まで1キロの距離をとるようですが、人間よりずっと音に敏感なカモシカや野ウサギ、イノシシやクマなど野生動物たちの健康被害が心配です。

中略

発電のために削り取った山肌は元には戻せません。何十年もかかります。そして野生動物も戻ってきません。それら貴重な自然環境財産を失うことは、風力発電に代えられないあまりにも大きな損失です。


お声ここまで。このように飯高町を離れたけれど、故郷にしておられる方の声がたくさん届きました。いつもは寂しい過疎高齢化地域ですが、関わりのある人は何倍もいます。帰れる場所である山河を台無しにすることは、誰も望んでいません。他地域や他国では既に戻らなくなってしまった自然豊かなどなたかの故郷も多いです。飯高町だけが守られたらいいのではなく、もう誰かの大事な山を削って、こそこそと計画が進められるのはやめにしたいなと切実に思っています。

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