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五反田ラプソディ

出来事や思い出によって、雑多な街も清らかに感じることがある。そんな一人ひとりの捻れた想いを抱え込んで、東京の街はさらに混乱を極めていく。

目には見えないものを書きたい。
シャツや毛がへばりつくような暑さ、身を寄せたくなる寒さ、その腕の温かさ、わたしの名を呼ぶ掠れた声、窓を叩く雨の音、その香り、一緒に飲んだ酒の味、あなたを好きな気持ち、付随する記憶や眼差し。わたししか知らないものを残しておかないと。


#ともみのかさぶた

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