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伝えられなかった言葉たち

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オブラートに包もうとしたけど、なんか突き破った
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日々腐らないこと

日々腐らないこと

いきなり暗い話で申し訳ないが、今年の下半期は落ちぶれていた。

なんにもやる気にならなくて、更新すると決めていたnoteもやめてしまったし、フォロワーを増やすと意気込んだTwitterも手につかなくなった。というより、それらに精を出すあまり本業が疎かになり、いろんな人に迷惑をかけてしまったのだ。それで一時中断してみたら糸がプツンと切れた。いろんなモチベーションを失ってしまった。

本当ならもっと本

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性交渉の矛盾

性交渉の矛盾

「『二人きりでご飯に行ける』=『ヤレる』ではない」

という意見は正しいと思う。二人きりでご飯に行くことを性交渉の同意だと捉えられてしまうと、友だちとご飯に行くことも、会社終わりに同僚と一杯ひっかけることもままならなくなる。そんなのはあまりに窮屈だ。

最近スウェーデンで、明白な合意のない性行為をレイプと見なす新法が施行されたこともあり、性交渉に「誠実さ」を求める声もますます大きくなっている。その

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「対話」はもう時代遅れになっているのでは?

「対話」はもう時代遅れになっているのでは?

▼要約
・「対話」は「意味を共有するシステム」として必要不可欠なもの
・デザインされた「対話」ということで、最近は「ワークショップ」が流行っている
・しかし、「対話」を意気込んで行ったり、デザインしたりすることに違和感を持っている人は多いように思う
・「対話1.0」=「1対1の語り合い」、「対話2.0」=「ワークショップ(空間からテーマ、構成までデザインされた対話)」としたとき、「対話3.0」には

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「やりたいことがわからない」という就活生に対して思うこと

「やりたいことがわからない」という就活生に対して思うこと

就活の話になると決まって聞くのが、「やりたいことがわからない」というお悩み。

多くの人がこれまで別段、自分のキャリアについて考える機会もなかったのだから、急に「さぁ、やりたいことを考えましょう!」と言われても、わからないのも当然である。

かくいう僕も、少し前までは自分が何をしたいのかわからなかったし、今でも完璧に自分がしたいことを理解しているとは言い難い。ただ少なくとも、自分が選んだ道に対して

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笑うたびに悲しくなるほど、人生は辛くてやるせない

笑うたびに悲しくなるほど、人生は辛くてやるせない

微かな希望を込めて、名前をつけずにいた関係にやっと終わりが来た。

なんにも悪いことなんてしてないのに、どこか後ろめたい気持ちになったのは、自分でも正しくないって気付いていたからだと思う。終わったことを「間違い」だなんて思いたくはないけれど、無意味に傷ついて、無意味に傷つけたような気がしたのも事実だ。

僕らは先の見えない不安に押しつぶされそうで、それをかき消すために必死で笑おうとしていたのかもし

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教育とメディアに携わりたいから、「嫌いな人」を作らない

教育とメディアに携わりたいから、「嫌いな人」を作らない

「教育において一番大切なことは尊敬だ」

これは教育について語るとき、僕が必ず言うことである。尊敬とは、ありのままのその人を視ること。他者との対等な人間関係を築く上での必須要素であり、多くの人々が忘れていることでもある。

参照:管理職は単なる「小言のうるさい姑」になってはいけない

かなり平たく言えば、偏見持たないことになるのだが、そう容易いものではない。僕たちは知らず知らずのうち、様々な偏見を

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就活の本質ってなんだろう?

就活の本質ってなんだろう?

先日、第一志望の企業から内定を頂いた。

内定後、社長とお話する機会があり、そこで「野阪くんは内定を出すか大分迷った。2年前だったら採用していなかった」と聞かされた。

その理由は心底納得できるもので、「これで、よく内定が出たなぁ」と、自分の運の良さをありがたく思った。

僕は優秀ではない僕は浪人と休学を1年ずつ経験している。そのため、同年齢と1つ下(16卒と17卒)の就活を目の当たりにしていた(

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大人ぶったって、僕は“まだ”23歳だ

大人ぶったって、僕は“まだ”23歳だ

23歳を迎えたとき、今まで経験したことのない「何か」を感じた。切迫感と言っていいのか、責任感と言っていいのか。その感覚にしっくりくる名前はまだ見つからないけど、22歳までの僕とは明らかに違う、新しい僕が生まれてきたような気がした。

大人になる、ということなのだろうか。23歳といえば、世間的には社会人になる年齢だ。僕は浪人と休学を1年ずつ経験しているから、あと1年は学生という身分から卒業しない。だ

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僕らにとって"普通"はあまりにも難しい

僕らにとって"普通"はあまりにも難しい

日常を過ごしていて、生きづらさを感じる人たちがいる。

かくいう僕もそのうちの1人だ。小学高学年あたりから、もやもやとした違和感があった。それは歳をとるにつれて、より確かなものとなっていった。

用もないメールやめんどくさい連れション、意味の分からない若者言葉、軽い詞しか歌わない人気の歌手、急に分かったように聴きだす洋楽、つまらない芸人しか出てこないTV番組、かわいい女の子がたくさん出てくる深夜ア

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テーゼよりアンチテーゼより高次なジンテーゼ

テーゼよりアンチテーゼより高次なジンテーゼ

どこの職場でも多かれ少なかれ

先輩方の言っていることがそれぞれ違ったり、あるいは、一転二転したりなんてことはある。

そんなことに振り回された人は当然のごとく腹が立つものだが、腹が立つという感情を抱いた時点で成長は止まるだろう。

僕がいま勤務している職場では、人によって言っていることがてんでバラバラで、それに怒って辞めようとした人が居る。

その人のことを職場の尊敬する先輩に話すと、面白い答え

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最強な女

最強な女

僕は未だに高校時代の親友ほど最強な女を見たことがない。

僕が軽音楽部に入部して二日目、

僕はギターボーカルをやりたいと言っていたので、とりあえずギターを練習していた。

その時たまたま、一緒にギター教えてもらうことになった女の子。

若干ケバケバしくてやかましくて、「苦手なタイプだなぁ、話しかけてこんといて欲しいなぁ」なんて思っていた。

そんな願いも虚しく、案の定、彼女は僕を見るやいなやすぐ

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