「ユウレイ」は確かに存在する

「ユウレイ」が見えることは、素敵なことだと思う。

僕らのほとんどには、それが見えないのに、
彼・彼女たちには、はっきりと見えているのだ。

見えない僕らは、
「超自然だ」「スピリチュアルだ」と、
それに名前をつけてきた。

そして、いつしかユウレイを虚偽のものと捉え、
その存在を認めなくなった。

だけど心の何処かでは、それが存在することを望んでいて、
いつか会うその日まで、ずっと、ずっと探し続けている。

そんな風に思っていたからか、
僕はある日、ユウレイを目にすることができた。

それは僕らの周りに存在していて、
当たり前のように日常に潜んでいた。

確かに、
誰かに存在を証明できるようなものじゃないかもしれない。

僕には見えていて、
僕以外の人には見えていないものかもしれない。

でも、ユウレイはいつだって、今だって、
僕らのそばに存在する。

だから、他人にそれが見えるまで、
僕は必死で見せようとする。

たとえそれがエゴだとしても、
僕は誰かと共有していたいのだ。

その孤独な感覚を。

ある人はそれを、「愛」と言うかもしれない。
ある人はそれを、「幸せ」と言うかもしれない。
ある人はそれを、「使命」と言うかもしれない。
ある人はそれを、「恐怖」と言うかもしれない。

誰しもが、そんな伝え分けがたい感覚を抱えている。
そんなもんだ。

だから、「ユウレイ」は確かに存在するし、
それを大切な人と見ることができたのであれば、
これ以上の幸せはないだろう。

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