雑感

先日、写真展のアーティストのトークに行ってきました。
いろんなことを感じたまま頭の中でもやもやしているので、これは書き出さなくてと思いまとめてみることに。メモを取ってなかったので、思い違いのところもあるかもしれません。

「トーキョーダイアリー Inn オーサカ」
2019.9.28 Saturday - 2019.10.19 Saturday The Blend Osaka
http://www.theblend.jp/archives/event
笠井 爾示

写真展は、The Blend Osakaというホテルで開催されています。
ロビー、廊下、階段、客室、いろんなところ作品がセンス良く配置されています。内覧会では、すべての部屋が見れたようですが、トークの当日28日は、1部屋だけがオープンされていました。部屋ととてもマッチしていたので、他の部屋も見てみたい欲求が起ります。

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今回の大阪会場用のチラシは、写真集の下からチラッとお尻のみえるものです。写真集の表紙に替えることができるというなかなかオシャレな形のチラシです。

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アーティストトークは、ロビーの端ピンクのレースのカーテンを背にソファーを並べて5人が並びました。
笠井爾示(写真家)、辺口芳典(詩人)、一野篤(デザイナー)、藤木洋介(キュレーター)、名前??(アクター )。

写真家 笠井爾示(かさいちかし)さんは、幼少期10歳~18歳までドイツで過ごし、日本の大学に通う頃、授業でカメラを使い始める。モノクロ写真を最初は撮影されていたそうで、偶然ナンゴールデンに出会い写真を見てもらえた時に、カラーも撮ったほうがいいよとアドバイスを受け、ポジフィルムをもらいカラー撮影を始めることに。自分の撮っている写真に疑問を感じながら、本屋で、荒木経惟さんの写経日記などの写真を見て、今までの日常の写真を作品にすることが間違ってない。と方向性を確信したそうです。

キューレターの藤木洋介さんは、Blend Innでの今年の展示のキューレションを担当されているそうで、今年5つの展示を企画され、1つめチャラ、2つめ多肉植物、そして3つ目が今回の笠井爾示さんの展示。この後は、写真とはまた全然違う展示を企画されている。

後の3人の方は、それぞれの本業のほかにこのホテルの運営に関わってるようでした。この企画が出て笠井さんを知り、「東京の恋人」「トーキョーダイアリー」の2つを読み込み、今回の展示に臨まれました。笠井さんが用意した写真を60点の中から飾る写真30点をセレクトし、並べ方、配置など自分たちで考え、最後に笠井爾示さんが微調整する形だったそうです。

藤木さんが、進行しながら、笠井爾示さんに対して、3人が今回感じたこと、疑問点など、いろいろ笠井爾示さんを掘り下げながらの1時間半のトークでした。

・写真って簡単だし、シンプルでしょ。

・自分の写真を見て、これならできる撮りたいと思ってもらえるのは嬉しいです。

・日常を撮るということは、何を撮るかというと、写真を撮ることが日常だから…

・写真は、自分ものという感覚はあまりない。

・いろいろ見て感じてもらえば、嬉しい。

・写真集の並べ方は、見てる相手を煙に巻きたい。ので、意図的な並べ方しています。もっというと、自分も煙に巻きたい。

・写真は即興。

・写真は身体を動かして撮るもの。その人の癖がでる。身体が資本なので、鍛えておきたい。

・その場にいないと撮れない。

・笠井さんという人は、どんな生活してるんだろう?ものすごく興味がわきますが、こうしていつも煙に巻く答えしか返ってこないんですよね。

・気分が撮りたくない楽しくないって時はどうするんですか?って質問に、作品を撮るときは、好きな人ばかりなんで、そんなことはないです。仕事の場合は、そうじゃなくても、自分の気持ちを好きなほうへ寄せていきます。

・写真のチョイスも、館内での飾る位置なども、かなり任せていただけたんですが、その懐の広さって感じました。

・藤木さん発言。アーティストって、アルミフォイルのようです。

・明日見るとまた違う写真を選んでると思う。


雑感を書こうと思ったけど、
その日の流れと、引っかかった言葉を書くだけで、止まってしまった。今日はここまで。またいつの日か続きを。。




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