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「これからのこと」について

「卒業ブログ」を呼んでいただいた方、コメントをくださった方、本当にありがとうございます。今日は「これからのコト」について書いていきたいと思います。

地域から求められていること/ 出来ること

ランサーズは天職!そう思いながら5年間弱で、23地域との雇用の事業に関わる機会をいただきました。私たちを呼んでいただく地域はほとんどが人口6万人以下の小規模自治体。いわゆる消滅可能都市と指定された町でした。

私は、そのような地域に「ランサーズがあれば、今の地域に住みながら、東京の仕事ができる時代なんです」と伝え続けてきました。(詳細はこちら

その一方で、地域から求められている内容は「仕事」だけではありませんでした。今後10年、20年で「公共交通が維持できない」「5件に1件以上が空き家になってくんです」「観光客を呼んでも泊まる宿がないの」などなど。

北海道や、長崎県、岡山県に伺う中で、移動中に自治体職員や、地域のフリーランスの方から、毎回どうしたらいいかの相談を受けていました。

東京を元気にする人はたくさんいる。でも田舎の小さな町で育った私は、地域を元気する人でありたい。

そんな思いから、複合的な地域課題を解決することはできないかなと考えていた時に出会ったのが、公助から共助の世界を可能にする「シェアリングエコノミー」でした。


これからは、2つの挑戦をしていきます!


1つめの挑戦、週4で、シェアリングエコノミー協会にコミットします

シェアリングエコノミー協会は、シェアを次の社会インフラにしようとすることに共感する260社弱が集まる業界団体です。

これからはシェアリングエコノミー協会を通じて、地域に必要とされている仕事だけではない、公共交通や民泊などの選択肢も、地域にとって当たり前となるよう活動していきたいと思います。

(ここでの活動の想いは長くなるので、別途まとめました!)

このままでは続かないから。心地よい地域経済をシェアで共に

2つめの挑戦、 週1で、フリーランスになります

私の夢の一つは、『富山/海外/関東(旦那さんのいる所)』の3つを拠点に仕事をすること。そのため、東京で就職を決めた20代の頃から「ふるさとのために何かできないかな」とぼんやり考えていました。

その中で決めていたのは、30歳になったら自分の時間の10%はふるさと富山のために使おうということでした。著名人や成功者のように「ふるさとに錦を飾る」事はできないかもしれないけど、毎月富山に帰って頑張っている人を応援することは出来るかなと考え行動していました。

そして、今年、そんな活動で出会った方から「東京をベースにしながら、富山の仕事やってみる?」とお話をいただきました。

数年前から願っていた「ふるさとの仕事」。

100年続く町を目指し、100年アントレプレナーを呼べるような「まちの人事戦略の立案と実装」を行うというものです。

きれいごとだけではない地域のリアルに直面しながらも、価値を提供できるにはどうすればいいかと 考え、行動し、失敗してもそこから学び、成長したいと思っています。

日本初のダブル正社員から学んだこと

前代未聞の「ダブル正社員」は約2年で幕を閉じることとなりました。ランサーズでも、ガイアックスでも公共事業に携わりたいという仕事内容に合わせて調整いただいた「日本初の”ダブル正社員”」という機会。この働き方を作ってくれたランサーズとガイアックスのメンバーには感謝しかありません。

この経験を客観視してどうだったかをお伝えするには、まだ時間がかかりそうですが、この2年を通じて確信を持てていることは、自身の夢にあわせ「自分の働き方は創れる」という事でした。

もちろん、そのようなチャレンジをさせてくれた仲間の存在あってですし、ダブル正社員を増やしたいというわけではありません。

私は「副業したいけど相談できない」「リモートワークしたいけど迷惑になるから、やめようかと思っている」という相談を多くいただきます。

一昔前だったら、誰か個人の都合で働き方を変えることは難しかったかもしれませんが、企業も人材も働く環境がゆるやかに変化していく今、「相談する前に諦めることはもったいない!」「働き方も制度も、創れるんだよ」という可能性は、今後も、声を大きく伝えていきたいなと思います。

複業解禁や、多様な働き方が認められる時代。

自由があれば幸せというわけではなく、多くの選択肢は、大きな悩みにもつながっていきます。私自身あと半世紀ある人生をどう生きたいか悩むときもあります。

そんな中、古代ギリシャの哲学者アリストテレス(紀元前384~前322)が「天職」という言葉について、素敵なことを言っていました。

『世間が必要としているものと、
あなたの才能が交わっているところに
天職がある。』

古代から仕事についての悩みがあるのかと、驚くとともに。求められていることと、自分ができるところが転職になると信じて笑って進んでいきたいなと思います。

そして何より、自分自身が「幸せに働けるひと」であることもとっても大切。

だからこそ、これまでつながった方とご縁が切れることなく、お話したり、ご飯を食べたり、お酒を飲んだりしながら、近況や「これから」について語りあえると幸せだなと思っています。

令和の時代も変わらず、どうかよろしくおねがいします。

2019年5月5日
蓑口 恵美



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