アラサー女子が幸せになる「幸せ指針プロジェクト」と3つのステップ

(2016年のブログ転載です)

このタイトルを見て、本ページにたどり着いた皆さん、

皆さんは、幸せな日々を送っていますか?

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なんて、宗教の勧誘みたいな言葉から始めてしまいましたが。私は東京のITベンチャーで働く、アラサー独身です。

ありがたいことに、日々いろいろな方から、出世、結婚、お金持ちになるための方法など幸せに生きていくためのアドバイスを頂きます。

私のために、いろいろな経験値をお話しいただくことは大変勉強になるのですが、多くの指南をもらっているうちに、私は、それらを消化しきれず「幸せって何よ?」と、混乱し始めました。

頭の中がカオスな状態が続く中で、実証実験好きな性格が、にょきにょきと顔を出し、私は、自分自身が幸せを計れるようになる指針をみつけたいと考えました。そして「幸せの指針プロジェクト」を開始することにしました。

始めて1ヶ月で、アラサー女子は「幸せの指針」について見直すだけで幸せになっちゃうことが分かったので。そんな実証実験をする隙がない(そして、そもそもそんなことやる気もない)皆さんの参考になればと思い、「幸せ指針」を見つけるための3つのステップをお伝えします。

STEP1)「幸せ指針」があるとラクと知る!


皆さんには「幸せ指針」というものが、ありますか?

“世界で一番貧しい大統領”と呼ばれたウルグアイ前大統領ホセ・ ムヒカシ氏は、書籍『ほんとうの豊かさって、なんですか?』にて、

幸せは富によってえられるものではない。ただ現代の消費社会に「これを買え」「あれを買え」と責め立てられる中で、「幸せの指標を持つと、ブレるときもあるけど、強いしラクでしょう」


と述べています。

「一番大きな貧困は孤独」 世界で一番貧しい大統領 ホセ・ムヒカ氏の初来日講演ログミーより
そこで、私は、30-40代の知人に「幸せの指針ってある?」と真面目な顔で聞いてみましたが、5人に聞いて、5人とも眉間にしわを寄せ「よくわからない」と回答しました。

人はおおむね幸せになるために生きていると思いますが、それを定義づける指針については、言語化していない、意識的ではないようです。

STEP 2)いろいろな人の指標を聞いてみる


私は、自身の幸せを計れるようにプロジェクトゴールを、「幸せのMy指針」を見つけることに設定しました。そのために、様々な人の自叙伝や、データをたどってみました。「幸せの定義」は、時代と共に変わると考えたので私と同じ時代を生きている方の言葉や、調査結果に絞って目を通してみました。

まず、前述のウルグアイの元大統領は、同書で、「幸せは、命あるものから」と伝えています

モノは、私たちを幸せにしてくれません。幸せとは男とか女とか、親とか子どおもとか友達とか、命あるものしかくれない幸せにしてくれるものは、生きているモノ。だから、犬や猫を買ったほうがいいですね。生き物には品格がありますから。


みなさんご存じ、スティーブジョブスも、生涯を終える際に、幸せな人生のためにはビジネスで成功することではなく「家族や友人を大切にするべきだ」ということを述べています。


Whichever stage in life we are at right now,with time, we will face the day when thecurtain comes down.

あなたの人生がどのようなステージにあったとしても、誰もが、いつか、人生の幕を閉じる日がやってくる。

Treasure Love for your family,
love for your spouse, love for your friends…

あなたの家族のために愛情を大切にしてください。あなたのパートーナーのために、あなたの友人のために。

Treat yourself well. Cherish others.そして自分を丁寧に扱ってあげてください。他の人を大切にしてください。


次に、多くのサンプルを集めた研究結果がないかと探したところ、ハーバードが、75年に渡り「幸福な人生を送るための研究」をしていました。そして、半世紀以上の研究の結果、「健康で幸福な人生は、良質な人間関係で創られます」と結論づけていました。


成人発達研究は 史上最も長期に渡って 成人を追跡した研究です 75年間724人の男性を追跡し 休むことなく 仕事や家庭生活 健康などを記録しました
何万ページにもなる情報から 分かった事は何でしょう? それは富でも名声でも 無我夢中で働く事でもなく 75年に渡る研究から はっきりと分かった事は
私たちを健康に幸福にするのは 良い人間関係に尽きるという事です


STEP3)幸せな指針を仮置!


わたしが今回当たったデータの全てが、「幸せと健康は、良質な人間関係にある」と結論づけています。

このような結果になったのは、私が調査データを、恣意的に選んだ結果なのかとも思いましたが、OECD(経済協力開発機構)の報告書にある『幸福度の測定』レポートでも、GDPが高い国(お金持ちの国)よりも、家族やコミュニティーとの関係が良好な国が、上位にランクインしていました。

これらのデータに目を通し、わたしは、自分自身の幸せ指針を「良質な人間関係にする」ということに仮置きしました。

プロジェクト開始から1ヶ月たった成果・・・


「私の幸せの指針は、良質な人間関係が周りにあるかどうか」であると仮置きした後の変化としては、まず自身の境遇や、お金、体型ついてストレスを感じる時間が減りました。また、改めて頼れる家族や、友人、同僚に囲まれているなと気づけたことで、幸せを実感できる時間が長くなりました。

次に周りの方への考えとしては、結婚していない、子供がいない、お金がない、遊ぶ時間がないという境遇(多くは愚痴)を、飲み会で聞いても、その方にステキな人間関係があれば、きっと幸せな人生を送っているんだ、と思えるようになりました。

「幸せの指針プロジェクト」まだ途中ですが、自分の指針を仮置きできたことで、周囲が考える幸せではなく、自分の考える幸せを軸に考え、動けることになったため、余計なストレスが減り、心が楽になりました。

このブログにたどり着いた皆さんも、毎日一生懸命自分の人生を生きていると思います。その一方で、過去の私のように、人と比べて「こんなに、真面目に働いているのに、なぜ私はAさんみたいになれないのか」とストレスを感じることがあればぜひ、「幸せ指針」を見つけてみては、いかがでしょうか。

周りの言う幸せに流されず、自分自身の幸せ見つけられるようになるために。アラサー女子の皆さん!おすすめです♡

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