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数年前に空き家を借りて住んでました。今は東京で育児な毎日。美味しいものが好き。日々のあ…

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数年前に空き家を借りて住んでました。今は東京で育児な毎日。美味しいものが好き。日々のあしあと、めとこころ。

マガジン

  • 20代女子の移住日記

    2017年4月からより山奥の地域へ居を移します。20代過渡期女子の田舎暮らし。日々の記録です。

最近の記事

東京へ越してからの仕事

せっかく東京へ来たのに、 土日休みはなく、10時前に出勤し帰宅するのは23時をまわる毎日。 興味のあるイベントへ行けない、 行きたいお店は空いてない、 会いたい友人に会えない。 疲れて帰る電車のお酒臭い匂いが、 こんなに嫌なものだとは思ってなかった。 せっかく東京にいるのに、 なんだか勿体無いなぁと思っていた。 しかし、この選択をしたのは、私自身だ。 今働いているのはイタリアンレストラン。 20席ほどの小さなレストランで、 シェフがイタリアで作り食べた味を、そのま

    • 「かの国」からの便り

      先日、学生時代にお世話になった方を介して、芸術専攻の大学生と知り合った。 大学4回生の彼女は、一年ほど休学して北欧に留学していたそうだ。 「卒業制作展をやっているのでぜひ来てください」と誘っていただいたので、後日連絡をとって美術館へ行くことにした。 集合場所から美術館までの道中、北欧で過ごした生活を知りたくていろいろ質問した。 「冬は日が出ている時間がすごく短くてすぐに真っ暗になるんです」 「言葉がわからない環境に身を置いたことで、自意識がすごく低くなっ

      • 俺ん家の田んぼの中で一番うまいとこの米だ。

        ご無沙汰してます、リーダーです。 前回のサブリーダー・あかねさんの出向記録がめっちゃよくて、 『あたしもここに来ていなかったらどうだったろう?』と考えてしまいました。▶(ここに来ていなかったらどうだった?) // 私の場合は、移住と言っても、 ①高校卒業(三重県)→大学入学(茨城県) ②大学卒業→就職 より田舎へ。ただし市街地のアパート暮らし ③就職2年目でアパート契約更新→ええい、節約じゃ!、空き家へ引っ越そう! みたいな3段階のステップがあって、 どこが欠けたら

        • やさしいまなざし

          三連休だ。 お昼が終わったと思えば、 あっという間に夜がくる。 ギリギリか足りないくらいのスタッフ数であっちへこっちへ走り回った。 お待たせしてしまったり、ミスが起きやすくなると、もっと満足のいく動きができたなぁと悔いが残る。 今日も目の前のことでいっぱいいっぱいだったが、ある男性のお客様のテーブルにたってから気持ちが落ち着いた。 お料理を運ぶごとに、 「ありがとうございます」という言葉とともに、口角をあげ目を合わせてくださる男性だった。 おひとりで、 白いブック

        東京へ越してからの仕事

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        • 20代女子の移住日記
          13本

        記事

          夏過ぎちゃったー!!!

          お久しぶりです。 リーダーです。 あっ、そういえば、 交換日記もしてたな?と思ったかた、 よく覚えておられましたね。 藤岡検定8級合格です💮 何を隠そう、1ヶ月以上も放置していたのですから。 サブリーダーから、 たくさんもらえる夏野菜の美味しい食べ方を聞かれてたけど、 もうすっかり夏が過ぎてしまいました(´・_・`) ちなみに、この夏がいちばん自炊しなかった…。 結論:ラタトゥイユが好きです!!! ナスとかズッキーニとかピーマン、人参なんかをゴロゴロ入れてト

          夏過ぎちゃったー!!!

          「リアルですね」

          最近、Iターンした女子として、電話取材を受けた。 自分の出身地やIターンに至った経緯をぽろぽろとお話した。 そのあといくつか質問を受けた。 「困ったことはないですか?例えば虫が出るとか、スーパーまで車で30分とか。」 「休みの日は何してますか?例えば川へ行ったりとか?」 「生活費とかどうですか?イメージは食費が浮くとかなんですけど」 おぉおぉおぉ、すごいイメージ持ってる! 自分自身が住むまで、さらに住んでからもそうだったが、 「田

          「リアルですね」

          お湯が沸いたぁぁぁ!!!

          いちばんこのお家で憂鬱だったのは、 お風呂。 シャワーが使えなかったのです。 シャワーと浴槽の蛇口が別口で、 今まではずっと、浴槽に水を張って、 灯油で焚いてお湯にして使っていました。 こいつで沸かしてるんですが、これがまたすごい音を立てる。周辺が熱くなるから、完全に熱を逃がしてるのがわかるのです。 「冬までには直して〜〜」とお願いしていた、 町の便利屋さん。 4月に私がこの家へ引っ越してきてからずっと、 「ああでもない、こうでもない」と試行錯誤して動いてくれてまし

          お湯が沸いたぁぁぁ!!!

          トゥモローランドとウエスタンランド

          隣のエリアは「田舎ってこんな感じだよね。」と、 友達と話したことがあります。 トゥモローランドは、 スペースマウンテンとかスターツアーズとか宇宙の世界。 ウエスタンランドは、 ビックサンダーマウンテンとか、ゴリゴリのアメリカンな世界。 (だったよね?違ってたら教えて。) ディズニーランドで少し歩けば、まったく異なるエリアが広がるように、 同じ世界に、国に、地域にいながらも、 隣のエリア、つまり、お隣の集落では、まったく違う文化が広がっています。 キャストの腕の見

          トゥモローランドとウエスタンランド

          休日は果樹園へ。

          今日おやすみだったので、 朝9時からご近所の果樹園のお手伝いしに行きました。 場所☞中里レジャー農園私が住んでいる日立市中里地区は、 りんごやぶどう、柿などの果樹栽培が盛んです。 27件もの果樹園がある『中里レジャー農園』エリアでは、 毎年果物狩りが楽しめます。 10月ごろからのりんごのシーズンがおすすめ!旨いよ! なんで?☞農園サポーター日立市では毎年 「中里レジャー農園サポーター(援農ボランティア)」 を募集しているそうで、 私もせっかくど田舎へ引越すんだし!と思って

          休日は果樹園へ。

          ムカデなうー!

          どうも。 チーム里山出向、リーダーのみのりです。 只今、サブリーダーからメッセが入りました。 ひぇぇ。 うちにも6月に出現して以来、奴とは合ってないぜ。 退治早いな~~。 もういっそのこと、悩んでた記念すべき私の初回ネタにすることにしました。 本当、そうなんですよね。 田舎に住み始めたら、 「女で何やってんだろう?」と思うことがたまにあります。 ムカデはまだまだ、 里山出向レベル★★★ だと思います。 しかしこのレベル、 奴の出現の仕方

          ムカデなうー!

          変わってる。

          最近大学の同期と会う機会がちょくちょくあった。 みんなの仕事内容、昇給やボーナス、休暇、恋愛・結婚の話を聞いていると、 女性だから特にか、いろんな価値観があるなぁと思うと同時に、 私はやっぱり変わっているんだなぁと自覚した。 私はいわゆる「安定の道」を選んでいないと思う。 就活の条件に、賃金や福利厚生はまったく考えなかった。 それよりも、会社の理念に共感できるかと その理念を落とし込んだ事業を行っているかに興味があった。 都会の空気のなかで働くよりも、

          変わってる。

          【閲覧注意】空き家で虫のカーニバル

          うちにはいろんな訪問者がいるんです。 ダンゴムシは玄関周りにうじゃうじゃしてるし、 クモは手の上で操ってたまに遊びます。 台所の流し場に出現した10㎝ほどのムカデには熱湯をかけました。 きゅううううううっと縮こまってなすび色になりました。 奴らには出会わないなーと思ってたんですが、 昨晩、ご挨拶を交わしました。 記念すべき初対面にも関わらず、 台所の壁と床に!居間の戸棚に!!さらには風呂場の壁にまで!! 何匹で襲いかかってくるのか。 歓迎されて

          【閲覧注意】空き家で虫のカーニバル

          カメレオンなひとは。

          先日のnoteで、 自分のことを、八方美人であり、カメレオンである。と書いた。 (過去note▷自己中に生きる。) 私は、集団のなかにいると、他人と同調して場を和ませようとする。 波風を立てないよう、ことがうまく運ぶよう、調整しようとする。 「協調性」は集団生活をするうえで、かなり大事にみられる要素だし、 その場をいい空気にしようと立ち回ることは、それなりに気遣いも必要なことだ。 ただ、いつも、「私のやりたいことは何だ?」という問いに詰まったし、 今でも即答はで

          カメレオンなひとは。

          自己中に生きる。

          「移住、悩んでないか!?」 1か月前の記事を読んだ人から、たくさん声をもらった。 実際もやもやしていたし、今でももやもや考えながら住んでいる。 (過去note▷半径何メートルかの世界) 先月旅から帰り、ふとしたときに一番初めに書いていたnoteに目を通してみた。(過去note▷春から移住女子を深めてみる) // ふと振り返って読んでみて、あぁ、私って、 「田舎に住むなら○○であるべき」 という固定概念に 締め付けられていたんだなぁと思った。 田舎に住んだ

          自己中に生きる。

          私の『移住』は、手段です。

          「みのりさんの移住女子ブランディング、始まりましたね!」 先日、友人にかけられた言葉。 あれ? 私、自分のことを移住女子でブランディングしたいんだっけ? 「いや、そうじゃないんだなぁ。」 って、心のどこか、ちっこい私が声あげた。 最近、ありがたいことに、 『移住』をキーワードに、自分の体験を口に出す機会が増えた。 見ず知らずのひとに、自分の言葉で体験や思いを伝えるたび、自分のことを振り返れるからありがたい。 私の話を聞いたあとに、「移住と聞くとすごくハードルが高

          私の『移住』は、手段です。

          瞬きする間に

          働き、暮らす場所をここに構えるまで、 山は紅葉がいちばん綺麗なんだと思っていた。 秋の山はもちろん映えるけれど、 山桜が咲く4月、新緑がまばゆい5月は、 山を眺めているだけで顔が緩んでしまう。 まさに、「山笑う」春。 *** 暮らし始めて2ヶ月。 ご近所さんに恵まれて、いろんないただきものを手にしている。 白菜の花は、菜の花と似ている。 食べれる花束をいただいたときは、ここへ来たことを祝福されている気分になった。 ツナと炒めてパスタにして食べたら、 ちゃんと生きて

          瞬きする間に