仙台大出身投手の出世争い

年末でプロ野球関連のニュースが少なくなった中、気になった記事が。ソフトバンクの大関とオリックスの宇田川が同じ大学でプレーしていたというお話。

当初大関は宇田川のポテンシャルに度肝を抜かれたという大関だが、今はそれに引け目を感じておらず、仙台大学出身選手でプロ野球を盛り上げたいと思っているという。

大関は来季のローテーション候補である。前半戦はオールスターにも選ばれる素晴らしい働きでチームを支えた。後半は精巣がんで離脱した時期はあったが、最終盤に復帰した。ワインドアップを取り入れるなどフォームに修正を加え、リリーフとしてチームを支える働きを見せた。実は今シーズンに記録した2完封はリーグトップタイ(山本由伸と同数)で、完投能力も備えている。

150キロを超える速球を持ちながら、スライダーなど多彩な変化球を制球良く投げ込む大関の来季以降の活躍にも期待。

一方、宇田川は最速159キロの速球と落差の大きいフォークを武器にするリリーフ投手。今シーズン後半に支配下登録されてから、まだまだ制球力に課題を残すが、高い奪三振能力で優勝ーCSー日本シリーズまで駆け抜けたチームを支える貴重な中継ぎ投手に成長した。山﨑颯一郎と共に日本シリーズで見せた快投を覚えている方も多いだろう。

この二人の出世争いには来期以降も期待したい。特に、大関は千賀が抜けたローテの柱に成長してほしい。

この記事が参加している募集

#野球が好き

10,872件

日ごろから多くのサポートを頂き,有難うございます.私自身,とても励みになります. 頂いたサポートは日々の記事を書くモチベーションとさせて頂いております.