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毛玉取り機が動き始めた

以前、片づけられない汚屋敷暮らしの時、家中に衣類が溢れていました。

そしてそこから引っ越すべく家中を整理してみると、毛玉取り機が3台も出てきたのでありました。

私も買った(記憶がある)。
妻も買った?。
娘も買った?

もしかすると私が何台も買ったのかもしれません。家のいろんなところから出てきました。

で、この毛玉取り機。
私は何回も使ってないのであります。

毛玉取るぞー!!と思って買ったものの、一・二度使っただけですぐに使わなくなっていたのであります。(他の家族が使っている姿もついぞ目にしたことがありません)

こういうモノを買うだけで、なんかちょっと前に進んだ気になって、そのまま放置してしまうという、現実逃避型のライフスタイルそのもの。丁寧な暮らしをするつもりになって、買い込むだけ。モノは増える一方。そういうものが家中に溢れていたのであります。

今思えば、当時は、モノで溢れる家に居たくなかったこともあり、絶えず忙しく外出する理由を見つけていたし、家にいても始終落ち着かず、ゆっくり衣服と向き合って毛玉を取るなんて気持ちになれるはずもなかったのです。

それも無理はないか。自分の持っている衣類の量も内容も質も何も把握できてなかったからなぁ、と今になって思う。


で、そんな不運な人生を送ってきた毛玉取り機ですが、最近、やっと自分の身の回りのものに気を使えるようになって、稼働する機会が増えてきたのでありました。「物を大事にするってことは、使ってあげることなの」という断捨離提唱者の声が脳内で再生されてます(笑)。
まずは、めでたしめでたし。毛玉取り機くん、これからもどうぞよろしくお願いいたします。


毛玉取ったり、アイロンかけたり、バリカンに油刺したりそういうことが楽しいなと、そういうことしてる自分が好きだなと、思えるようになってきました。
そういうことに費やす時間をたっぷり使えることが豊かだなぁと感じています。

とても静かな日曜日の昼にそんなことを思いました。



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