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温泉の良さ

温泉っていいですよね!
私が追っているコンテンツ「温泉むすめ」の影響もあり、各地の温泉地に行くようになりましたが、やはり気持ちいいものです!

前回、こちらにて温泉むすめの画期的な点をあげる中で、「そもそも温泉ってなんでええんやろ?」と思い立ったので、少し書いてみたいと思います!

今回は短いですし、内容もシンプルなのでご安心ください笑


1.温泉で何を求めるのだろうか!?

皆様が温泉に求めるものは何でしょうか?
大きく2パターンに分かれるのだと思ってます。
①健康のため(草津などでは泉質をアピールしていた時代背景もあります)
温泉に入ることそれ自体(健康目的除く)
①においては今回は割愛します。
今回、注目したいのは、②の部分です!

2.温泉に入ることそれ自体がなぜ良いのか

健康を意識しないものだとして、何故温泉に入ることに価値を感じているのでしょうか?
家の風呂と何が違うのでしょうか?

家の風呂との大きな違いは2点あると思います。
①複数人で入れるか否か
景色(露天など)を楽しめるか否か

やはり、②に挙げられる項目が一番最初に挙げられるでしょう。
なので次に、②について迫っていきたいと思います!

3.純粋経験とフロー状態

具体的にお話する前に、まず哲学者 西田幾多郎の「純粋経験」と心理学者 ミハイ・チクセントミハイの「フロー」についてご紹介します。

〇純粋経験


(日本哲学はかなり難解です。私はこの純粋経験を説明している『善の研究』に挑戦しましたが、あきらめました笑。なので、田中正人氏による『続・哲学用語図鑑』を引用して話しております。
とにもかくにも、理論というより感覚で感じ取ってみてくださればと思います。)

近代西洋哲学において、主観と客観の区別は当たり前に存在しております。そして、その後に主観が客観を経験する、という流れで捉えます。
一方、西田幾多郎はそうは考えませんでした。
どういうことでしょうか?

例:美しい夕日を見たときを想像してください。西洋哲学の考えと西田幾多郎(日本哲学)の考えの違いを見てみましょう。
・西洋哲学
私と夕日が存在していて、その後「私は夕日を美しい」と感じる経験をする。
・日本哲学
美しい夕日という経験がまずあり、そこには私と夕日の区別はない(主客未分)。その後思考によって主観と客観がわかれ、「私は夕日を見ている」と感じる。
→つまり、美しいという経験がまずあり、その後に私という主観を考えるということです。この経験を「純粋経験」と言います。

他にも、上述しました書籍には
・何かに没頭しているとき私と対象の区別はない
・美しい音楽に聞きほれているとき、私と音楽の区別はない
などを挙げております。
私は、純粋経験の共通点には「何かに没頭している状態」があるのではないかと思いました。それほど、私である主観を後回しにしているのですから。

〇フロー

『黒子のバスケ』において、青峰大輝などが「ゾーン」に入ると、めちゃくちゃ強くなりますよね笑。
あのゾーンのことを「フロー」と呼んでおります。
つまり、「何かに没頭している状態」がフローなのです。
そして、心理学者 ミハイ・チクセントミハイは「フロー体験は幸せの鍵」と述べました。なんとなく、納得感があると思います。

心理学で考えられている幸せは大きく3つで、「快楽」と「意味」と「没頭」です。
細かくなると、マーティン・セリグマンは幸せは「達成」「快楽」「意味合い」「良好な人間関係」「没頭」だと述べました。


さて、以上より私は、
純粋経験はフロー状態を起こし、幸せの一つなんだ」と解釈しました。

最後に、この議論と温泉について述べて終わりにしようと思います!

4.温泉は幸せを感じれる場所だ!

タイトルの通りです笑。
私は、上記議論の中より、温泉は幸せを感じ取りやすい場所なのだと思いました。

露天風呂に入るとき、情緒を感じ、景色に感動します。
その後、思考をし、私が温泉に入っていると考えるようになります。
これこそ、純粋経験でありフロー状態(没頭)なのではないでしょうか。

さらに言うのであれば、セリグマンの幸せの定義に従うと、
温泉に入ることで、
「達成」→目当てにしていた温泉に入れる時の喜び
「快楽」→温泉に入ることは気持ちいいです!
「良好な人間関係」→裸の付き合いってやつで、より深い話になったりしますよね!
「没頭」→上述した通りです!
を感じることができるのだと思いました!

おわりに

温泉の良さがまた再確認できたので、温泉行きたいです笑。
6月2日に湯村にて温泉むすめのイベントがあるらしいので、行こうかなと思ってます笑。

少し内容に粗があるように自分で感じてはいますが、一応主張したいことはできたと思います笑。
読んでいただきありがとうございました!




参考文献

田中正人『続・哲学用語図鑑 中国・日本・英米分析哲学編』(プレジデント社)

尾原和啓『モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書(NewsPicks book)』(幻冬舎)

吉田尚記、石川善樹『どうすれば幸せになれるか科学的に考えてみた』(KADOKAWA/メディアファクトリー)

藤巻忠俊『黒子のバスケ』(集英社)


#温泉 #温泉むすめ #おんむす #オタク #哲学 #幸せ

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