晴海シンジュ3.5エピソードについて(前提編)

※こちらはネタバレになります。ご注意ください。

前回のナナシスリツイートキャンペーンで運良くシンジュのストラップが当たりました!笑
そういう理由ってわけでもないですが、私の大好きなコンテンツである「ナナシス」の一つの晴海シンジュのストーリーについて読み解いていこうと思います!


私、このストーリーが大好きなんですよね。
喋るカエルが登場するという少し特殊なストーリーになっていて、最後のシィちゃんとの会話は本当に好きです。

今回このストーリーの具体的にどのような点が良かったのかを話していきたいと思います!
話すにあたっての前提→ナナシスの私の見方→本論の順番に展開してまいります。


1)本論に入る前の前提
「ナナシスとはどういうコンテンツか」

ナナシスの中にあるストーリーの根底には、「誰かの背中を押す」というテーマがあると思います。
アイドルはそのテーマのための手段であって、実は必ずしもアイドルである必要はありません。誰かの背中を押すためであれば、心理カウンセラーでも学校の先生でもいいのかもしれません。

もちろんアイドルの中には「目立ちたい」や「可愛くなりたい」という目的を持っている方もいます。アイドルという職業は一緒ですが、目的が違うんですね。そこに優劣はありません。
いろんな考え方があると思いますが、一つだけ言えることは、ある目的に対して多様な手段があるということです。
人助けをしたいという目的があるのであれば、消防士でも起業してビジネスをしても警察官になってもいいわけです。

アイドルも同じです。


「アイドルはアイドルじゃなくたっていい」んです。


少しだけ脱線しますが、
最近、若者は地位を重視しない生き方を求める傾向にあります。
それは、インターネットの登場により生きる目的が多様化したからだと推察しております。
地位よりも自分のやりたいことを重視し、それに人生の意味を付加し没頭する、時には良好な人間関係を作る…
尾原和啓さんの本『モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書』の中でセリグマンという学者は幸福になるために重視されるポイントを5つあげました。「快楽・達成・良好な人間関係・意味合い・没頭」だと言います。
そして、若者が特に求めるものが後者3つであると言うのです(ちなみに、前者2つを重視する人が多いのが今の40代以上の方々だそうです)。

アイドルというのも同じで、アイドルに「なる」ことが目的ではなくて、アイドルになって「なにかをする」ことを重視している人がいてもおかしくありません。自分の行動に意味合いを持たせているということです。
むしろ、その方が時代にあっているのかもしれません。

(違うコンテンツにはなりますが、アイドルマスター SideMの硲道夫というキャラクターがおります。元教師で、アイドルになったキャラクターです。
彼は、「より多くの若者に想いを伝える」には教師ではなくアイドルになった方がいいと結論を下しました。
これも目的がアイドルになることではなくて伝えることなんですよね、道夫さん本当にリスペクトしてます。)


2)ナナシスの私の見方

そもそもアイドルという職業は、かなり人生の正規ルートから逸脱しています。
高卒か大卒で一般企業に勤めるか主婦をするかが正規ルートだとすると、なかなかに違った道で、時には周りから非難を浴びます。
しかし、最近はユーチューバーやブロガーなどいろいろなルートで活躍する人が増えてきました。
この正規ルートという感覚自体が最早時代遅れなのかもしれません。
正規ルートを進んでいない人たちから学ぶことは多くあり、そういった意味でナナシスからも学べたり感じたりすることがあるのではないでしょうか。

世の中はAI時代、何が取って代わられるか分かりません。ホリエモンと落合陽一さんの本『10年後の仕事図鑑』では、たくさんの職業が取って代わられると根拠付きで予言されています。もちろん、それに応じてたくさんの職業が生まれるわけですが、ご自身の仕事が取って代わられてしまったとして、果たしてスムーズに職業転換できる人がどのくらいいるでしょうか。
そのような中で、リスクを取る、自分のやりたいことをする、自分を知ることは必要になってくると思います。
ナナシスはそれらを考え直すきっかけにもなるのではないかなっと私は思っております。


私はそのような見方でもナナシスを捉えていて、結果的に大好きなコンテンツになりました。
話逸れますが、DVDハルカゼの一番最後、ハルの発言が心に刺さり背中を押され、本気でキャリア変わりました笑


3)本論
さて、お待たせしました!
これからが本論、シンジュのエピソード3.5の特殊性についてのお話です!

いくつか段階に分けてお話していきます。
主に「メッセージ」と「伝え方」に注目してみました。

と、まあこれからまた長くなってしまうので一旦ここまで笑

読んでいただきありがとうございました!


参考文献

尾原和啓『モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書』NewsPicks BOOK

ホリエモン落合陽一『10年後の仕事図鑑』NewsPicks BOOK

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