Mリーグ通信簿 2022-23シーズン(途中)

2023年5月18日、Mリーグの全日程を終え、優勝したのは渋谷ABEMASであった。レギュラーシーズン中盤は敗退ラインまで追い込まれたが、そこからなんとか踏ん張り、セミファイナルの勢いそのままに優勝した。ABEMASの皆様おめでとうございます。
さて、去年はTwitterでやっていたMリーグ通信簿を2023年はこちらのnoteを使って振り返ろうと思う。チーム印象、監督評価、選手評価の順でそれぞれ5点満点で記載している。なお、全試合みての個人的な評価ですのであしからず。

8位 セガサミーフェニックス
-574.4pt

去年は優勝シャーレを目の前にしながら、最後の最後で敗れ惜しくも準優勝で涙を飲んだ。今季はそのリベンジに燃えたが、エース魚谷、近藤が不調にあえぎ、茅森も序盤は調子が良かったが、後半は伸び悩み、その中でも東城が途中個人4連勝と奮闘したが最後は力尽き、無念の最下位となった。

監督 2.4

全体的に使っていく方針は悪くはなかったが、
途中明らかに調子の悪い魚谷に依存したのは気になった。確かに近藤は自団体の雑務、11月途中はポイントゲッターだった東城を欠いていたため、まともなやりくりは難しかったのかもだが、とはいえ勝負の2月で6位を射中に捕らえた際に絶好調だった東城を中心に回せば調子の悪かった雷電やABEMASを捉えていたかもしれない。あそこが敗退の要因になってしまった気がする。

魚谷侑未 2.0

おそらく過去4年で一番苦労したシーズンであろう。開幕戦で鈴木優との師弟対決を制し、今年はリベンジかと思いきや、その後は成績が伸びず、Mリーグのデス席の南家を常に引き受けて全ての被害を被った。結果的には個人最下位と不本意な成績に終わってしまった。

近藤誠一 2.4

魚谷と並んで活躍が期待されたが、最高位の理事の仕事にある意味振り回された印象。結果的には12月近くまで勝利からは見放された。後半は巻き返したが時すでに遅しであった。
(5/25 追記)来季は選手ではなく、監督としてセガサミーフェニックスを引っ張ることとなった。選手での経験をもとにセガサミーを、Mリーグを盛り上げてほしい。

茅森早香 2.5

序盤に黒沢に次ぐ最高スコア90000点を取ったが、それ以降はあまりパッとせずにptもマイナスで終わった印象。

東城りお 3.5

今季のセガサミーをギリギリまで支えた立役者。
11月に身内の不幸でしばらくチームを離れたが、それ以降は個人4連勝を含む好スコアで最後まで火を消さなかった。最後は収束してしまい初の箱ラスもあったがチーム唯一の個人プラスで終えた。

7位 赤坂ドリブンズ -514.3pt

ファイナルに進めなかったらチーム解体の危機の中で挑んだ今シーズン。偏重起用も相まって、チームリーダー園田は途中までMVP争いに食い込むほどの奮起を見せたが、他3人が全く振るわず、
村上、丸山の2人に至っては初トップが終盤の2月以降、たろうも過去5年でワーストスコアと振るわなかった。結果的には来季はメンバーを変えて挑むことになるが、監督が総括で発した一言がどうも気になる。チームとして大丈夫だろうか?

監督  1.3

去年の何を見てきたのかなという印象、結果的には同じことを繰り返して同じ負け方をしていたら、この順位になるのもやむない。立浪監督みたいな印象を受けた。

園田賢 4.2

ドリブンズが去年の雷電並のスコアで終わらなかった理由は園田の奮起にある。序盤は苦戦したが、初年度の鳴き、リーチのキレが戻りMリーガー32人の中で最多登板を果たした。シーズン終盤には国士無双も決め、MVPまであと一歩まで近づいたがわずかに及ばすであった。しかし今季の奮闘は光るものがあった。

村上淳 1.9

去年は雷電に隠れてはいたが-300台で終わった中での今季、神域リーグで自チームが優勝し、勢いそのままにいけるかと思いきや序盤から勝ち星に恵まれないような展開に悩まされ、全く勝てない時期に涙を流したこともあった。2月に亜樹の四暗刻に隠れながらトップを取ってからは本来の形が見えたが、遅く。新体制を考えると危ないかもしれない。

鈴木たろう 2.3

とにかく自由にやることが持ち味のたろうの打ち筋。しかし協会から最高位に移籍して以降はその持ち味が影を潜めている。分岐点としては、
トップチャンスも逃した結果、黒沢に最高スコアを許したことであろう。あそこで全ての計算が狂ったような気がする。自団体のリーグ戦は調子が良いため、オフでなんとか取り戻したいところ

丸山奏子 2.1

今年もやはり打数に恵まれず32人最小の12試合登板にとどまった。その少ない中でもなんとか爪痕を残そうとしたが、2月までトップは取れず、
せっかくのチャンネル開設もあまり活かせていない気がする。一点注文をつけるなら、来季も残れるならば、もう少し打牌までの時間は短くしたほうがいいかもしれない。

6位 KADOKAWAサクラナイツ
レギュラー -41.5pt
セミファイナル -376.0pt

去年の覇者であったが、チームの中心であった沢崎誠がチームを離れ、新たにMリーグの解説班だった渋川難波を迎え2連覇を目指した。レギュラーシーズン、連盟2人の調子は良かったが、協会2人の調子が悪く、特に去年の優勝の立役者の堀慎吾の調子が上がらず、10ラスを喫した。新加入の渋川難波に期待がかかったが、レギュラーシーズンワーストスコアを叩くなど最初はMの洗礼を受けた
それでも覇者の意地でレギュラーシーズン突破し、セミファイナルに進出。セミファイナルでは特にレギュラーで振るわなかった渋川の調子が良く、一時は4位争いをしていたが、堀の調子が戻らず、内川もワーストスコアを叩き、初 結果的にチーム加入時から4年続いたファイナル進出はここで途絶えた。

監督 2.3

監督就任4年目で相変わらず積極的だし神出鬼没な監督。今季は連覇を意識しすぎて逆に空回りしてしまったのかなと。特に成績の悪いホリシブに依存しすぎてお互いの良さが引き出せなかったのかな。

内川幸太郎 3.4

通年で調子の良い内川、今季は特に南場になってからの追い上げが凄まじく、「南場の内川」といわれたほど逆転の印象が強かった。セミファイナルもその勢いそのままと思いきや、苦戦の場面が多く、終盤には-50000を超える屈辱的な負けを喫することもあった。沢崎が抜けたあとチームリーダーとしての役目は十分果たした。


岡田紗佳 2.8

サクラナイツの紅一点として今年もチームを鼓舞した。昨シーズンは1月までトップに恵まれなかったが、今季はあっさり勝ちとると、紆余曲折はあったがプラスを維持し、セミファイナルへ。最初にトップは取ったが後が続かずも最後に同点とはいえトップで来季への意地は見せた。

堀慎吾 2.1

去年の優勝のキーパーソンは今年は大苦戦を強いられた、トップはあるがそれ以上にラスの重さが強く、終盤には国士無双の放銃という不運にも見舞われた。セミファイナルでも悪い流れは止まらず、去年のヒーローとは一転して戦犯になってしまった。来季は跳ね返してリベンジを果たしたい。


渋川難波 2.5

沢崎に変わった新戦力、+200を稼ぐと言い期待されたが、序盤はMリーグの洗礼を受け解説とは違う雰囲気も感じたであろう。11/7には-47600という当初Mリーグワーストスコアを叩き出した。しかしその日トップを取ってから持ち味を取り戻したが序盤、終盤の箱下マイナスが痛く、-100台でレギュラーシーズンを終えた。セミファイナルの前に結婚を発表し、気持ち新たに迎えるとセミは調子の良いままにチームトップスコアを叩いた。
2年目シーズンこそ+200のノルマを達成できるか?

5位 U-NEXT Pirates
レギュラー -61.3pt
セミファイナル 16.9pt

ルール規定により昨シーズンのメンバーから朝倉、石橋の両名がチームを離れ、仲林、鈴木優を加え新生パイレーツとして挑んだ今季。前半は男性3名の調子が上がらず、瑞原のみでチームを引っ張る展開に。それでもトップを重ねてから一時は
1位になるほどの勢いを見せた、しかし後半は息切れし最終的には6位ギリギリでセミファイナル進出
セミファイナルになってからは瑞原にかわり、
新加入のUK(仲林、鈴木)コンビの躍進が目立ち、雷電、ABEMASと最後までボーダー争いを繰り広げたが、最後は力尽き敗れた。レギュラーは瑞原、セミファイナルはUKが引っ張ったが、船長小林の不調が最後まで響いた。

監督 3.7

今季はとにかくUKにこだわったのかなという印象、UKの調子が上がらない中でも貫き通し、それがセミファイナルの調子につながった印象。
レギュラー終盤瑞原の使い方もよく、最後までMVP争いをさせることができた。船長は自己管理に任せたのかな?

小林剛 2.6








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