新規ファンはどうやってMリーグを見たら良い?

9月に開幕してはや1ヶ月、今季はBEAST Japanextというチームが加入してどういう風を吹かせてくれたり、新規加入選手の活躍も目立つMリーグ。反面、年々から打牌批判の渦は大きさを増し、入り込めない状況も生まれている。
そういった新規層に入ってもらうためにはどうしたら良いか、考えてみた。

BEAST Japanextがもたらした効果

はじめに、BEASTのチームの成り立ちから説明すると、以前にもBEASTについては書いたが、BEASTの構成はオーディションの結果が左右されたと。
菅原が勝ち上がったから連盟構成寄りになったし、違う選手が勝ち上がればまた違ったチームにはなっていただろう。その結果組まれたのが、Mリーグの中でも比較的団体年数が若いチーム。
猿川はともかく菅原は30代で年数はそれほどだし、大介はタイトルがあるとは言え、まだ連盟の中では数ヶ月。中田に関してはタイトルすらない。そんな中で始まったMリーグの1年目。
大介と菅原で1勝はするもののやはり壁は高く、
現状は最下位(10/10現在)
それだけであれば良いが、大舞台の経験の浅さ
ゆえのミスがBEASTに出てしまった。

現状のBEASTの欠陥点

Mリーグはあくまで「チーム」の競技であり、
プレーには責任を持たなければならない。
それは個人のマイナスではなく、チームのマイナスになるのだから。BEASTは確かに「ヒロカナ」や「さるすけ」と言ったように仲はいいけど、
今のところチームリーダーにあたる人が見当たらない。猿川はほとんどしゃべってない以上、
おそらく大介がそういう役割なんだろうが、
こういうのは経験豊富な選手が仕切るのがしきたり。ABEMASだったら数多くの経験をしている
多井がリーダーだし、サクラナイツも堀や渋川と実力のあるタイトルホルダーはいるけど、経験則を頼りに仕切れる内川がリーダーでチームをまとめている。さすがにあまり対局を見ていない大介にそれを担わせるのは若い2人の経験値積みとしてはちょっと微妙かなと。
さらに、BEASTのチーム構成で経験の弱いプレーヤーを複数使うなら、違う団体からの意見がないというのも将来的に繋がるかどうか。
傾向を見ていると、団体統一でMリーグ優勝したのは風林火山だけ(初年度のドリブンズはたろうが協会に所属)。ほかは全チームとも違う団体の血を取り入れている。
話が逸れたが、結論を言うと、今のBEASTの
チーム上の欠点は
①リーダー格となる人がいない
②他団体の意見を取り入れられない
ということである。

新規サポーターやBEASTのサポーターは周りからのヤジにどう向き合ったらいい?

話をタイトルの議題に戻すと、BEASTから麻雀始めました、サポーターになりましたという人は数多い。現にサポーター数は鰻上りになっている。
そういう人たちが向き合わなければならないのはABEMAのコメント欄の受けかた。
正直言うとニコ生のようにプレミアムと一般でコメント欄の差し引きをした方がいいとは思っているが、本社からすると損益の方が大きいという見解だろう(数年前にPPVを何回かやっていたけど、利益には繋がらなかったのか廃止している。)。
コメント欄のコメントやX(旧Twitter)に流れるTLで「なんでこんな打牌?」みたいなことをよく目にする。現に今期もあったのが大介の雀鬼流と菅原の見落とし、それに対して物議を醸し出した。では、そういうコメントに対する正しい向き合い方はというと無視するしかないと思う。
層が分かれている以上は分かり合えることはまずないと思っている。
例えるならDJイベントで、あなたはどういう目的でイベントに参加するか。大きく分けて3通りの人がいる。
①:特定の演者のパフォーマンスをみたい
②:単純にいろんなアーティストの中で知っている曲がいたらその仲間と共有したい
③:ただ単にぶち上がるために、暴れ回りたい
特に③に関してはどうしようもなくて、自分で目立ってマウントを取ることしか考えていなく、
仮に警備員が止めようとしても、一時は治るけど、またそれの繰り返しとなり手がつけられなくなる。さらに①や②の目的で見ている人にも迷惑がかかり、好きな演者を見る前に途中で帰ったり、2回目に行く意思を削いだりとマイナスの効果しか起こさない。③が①や②と分かり合えることはおそらく稀で、狂気者とはわかり合えない。
これをあてはめると
①がそのチームのサポーター
②が今年から入ったような新規層や楽しむ目的で麻雀(Mリーグ)を見ている人
③が賭け麻雀に精通している人や
ネット麻雀などで段位が高いからって
自分より下に見下している人に対して、
マウントを取りたがる人
おそらく設立当初の影響でいた③が一定数
いるせいで騒ぎに繋がっている。
そして③の人たちはおそらくだが、40-50代の
おっさんが大半を占めているだろう。
まず30代まででプロより強いって自覚があるならプロ入りを目指して勉強するはず。その例が天鳳位だけど、当時はプロでなかった渡辺太。さらに今の若者の傾向としては、競技に対して、「勝つ負ける」を重視するのではなく、「楽しい」を重視しがち。
さらに今の40-50代は年功序列制度がちょうど終わり始めのころで、やはり若者の台頭や女性の活躍が許せない世代。そういう人たちの視点で経験豊富な自分たちよりも若い人たち、しかも経験差の違う麻雀で稼がれてるのを中継されたときにどんな感情を抱くか?間違いなく「こんな素人同然の人より俺たちの方が上手い」って感情を抱く。
ただその高圧的なマウントは①や②の人にとっては迷惑でしかない。でも③の人はそれを理解していないし、する気もない。
つまり手を取り合うことはまず不可能で無視することしかできない。

終わりに言いたいこと

もちろん今は最下位だけど、悲観して見ないで欲しい。こういう展開にあったチームは過去の歴史でたくさん見かけているし、まだ10戦なら逆転だってありえる。変わらずサポーターとして応援を重ねて欲しい。また、チームメンバーを否定されたからと言って変な感情は抱かないでほしいし、
負け組に陥ったおっさんの戯言だと思って
無視して聞き流すで良いと思います。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?