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ミリアニ第8話と、馬場このみさんと、Rat A Tat!!!と

https://www.nicovideo.jp/watch/so43054360


■はじめに

ミリアニ8話のこのみさんをヘッダにしたnoteがどうしても書きたかった…という感想記事です。
もし、ミリアニを見て、ミリオンスターズのメンバー、4th,5thユニットのアイドル、ひいては馬場このみさんに惹かれたけど、アプリは容量的にもキツいし…。というあなたのためのプレイリストです。
とりあえず、曲から入ってみる。私もそうでした、ぜひ。

8話について、先行上映を見た当時の感想です。


■Rat A Tat!!!の歌詞に対するグラデーション

もう、100万回は言及されていると思いますが、Rat A Tat!!!の歌詞、
私は私でしかない 可能性でしかない
についてです。
結論から言うと、「ニュアンスのグラデーションが保たれている歌詞」だと感じています。

私は私でしかない
可能性でしかない
世界にひとつだけの
音を持つ『希望』

MILLIONSTARS Rat A Tat!!! 歌詞

この歌詞の何が凄いかと感じたか?というと、「ポジティブにも、不安が先行する気持ち、ネガティブにも捉えられる」という点だと思っています。

私は私でしかない、可能性でしかない

から、ここからどこまでも無限に羽ばたけるんだという、飛躍の意味

私は私でしかない、可能性でしかない

から、気づかれずに終わらせたくは無いから、”あなた”に見ていて欲しい。力を貸して欲しいという意味

この2つの意味を持たせることで、期待と不安、彼女たちが感じているワクワク感、挑戦することへの怖さ。その胸中を思わせる歌詞、それに加えて、ミリオンスターズを応援するこちら側にも言及してくれている、と解釈しています。

そして、私が何より素敵だと思っているのは、ミリオンスターズのメンバーひとりひとりにとって、
彼女たちの胸中。ポジティブと、ネガティブのバランス」加えて、
彼女たちを応援してくれる"あなた"の存在がひとりひとり違うこと」、
この点だと思っています。

この胸中が分かりやすく描写されているのは、対比が強調されているのもあって、やはり未来と静香だと思います。
未来であれば、ポジティブ全開100%(アイドルの世界をまだ知らないというのもあって)。応援してくれるのは、もちろん両親であったり、未来がアイドルを目指すきっかけを作ってくれた1話の老夫婦であったり…中学生ながら未来が関わってきた様々な人たちでしょう。
一方の、静香であれば、父親の問題もあって、むしろネガティブ(不安、焦り…)の方が先行してしまうといった具合です。そんな静香を応援してくれるのが、一番近くで彼女を見ている未来なのもめちゃくちゃ良いですよね…。


■ミリアニ馬場このみさんから想像する、「私は私でしかない 可能性でしかない」

その上でミリアニ第8話を踏まえて、アイドル馬場このみの視点から、
「私は私でしかない、可能性でしかない」
の歌詞を振り返ると、やはりプロデューサーの存在が真っ先にあがってくると思っています。

彼女自身は、ポジティブな気質の持ち主であって、元社会人でもあり、劇場の最年長。チーム4thのリーダーという立場であり、冒頭の点呼から、先頭になって皆を引っ張っていくところが描写されています。

※余談ですけど、ここの点呼で、原っぱライブは人数が多くて把握しきれなかったけど、あのときのあの子か…って初見の人への再紹介をさりげなくやってるの凄いな???

そして、まさに現場の真っ只中で、チーム4thに降りかかったトラブル。
ここで描写されるのは、まだ、アイドル馬場このみとして羽化していない、いち社会人である馬場このみ。オトナであるがゆえに、問題解決のために、プロデューサーを素直に頼ることが出来ない。
いざトラブルに直面することで、彼女自身の胸中の変化。ポジティブから、ネガティブ、不安が勝りつつある点が(台詞を挟まずに!)描かれます。

セリフが無い以上、ここは私の想像の域ですが、ここで、転職先が先行きの不透明も良いところのアイドルという職業。劇場で、一番年齢を重ねている彼女が大人になってから、夢を見るという現実。その不安が重くのしかかってくることを指し示していると思っています。
※プロデューサーの「いろんなことを考えてくれてますよね」は、このみPであれば聞こえ方が絶対に違うと思っています。なんなら、私の記憶の中のセリフと若干違った

この、「馬場このみにとっての長所、矜持が、彼女にとってのウィークポイントにもなり得る」という提示、あらためて凄すぎるな…。

※着信にいたるまで、その後の桃子・育との対比、チーム4thユニットのメンバーとの関係は先の感想に書いているので中略します。

■結論

つまることろ、ミリオンスターズのひとりひとりにとって「彼女たちを応援してくれる"あなた"の存在がひとりひとり違うこと」。
その中でも、アイドル馬場このみにとっては、「プロデューサーへのグラデーションが色濃く出る関係」なのがめちゃくちゃ良いよね…というお話でした。

※設定上、プロデューサーと年齢が近いこともあって、「ありがとう」の距離感が近いことも良いなと思っています。

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