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映画『PERFECT DAYS』

私の周りがみんな良いって言ってる映画。
上田でやってないから松本のシネマライツへ見に行った。

映画最後の方、役所さんの顔芸長回しのところ、ここが1番の見せ場だとは思うんだけど、
私はふと、

なんかジャムおじさんに似てる!

と思ってしまった。

ほっぺの感じや終始ニコニコしてるとことか、車乗ってるとことか。

車がもうジャムおじさんの乗ってるそれにしか見えなかった。だってちょうど顔のアップだったから、余計に想像ができてしまった。

アンパンマンのジャムおじさんにもきっとこういう哀愁あるんやろな。と、私はジャムおじさんに思いを馳せたし、ジャムおじさんを映画化したらこうなるかもとすら思った。

映画の感想は、
これは好きな人と見たい映画。そう思った。

シンプルな暮らしのルーティーンだから正直少し退屈なところもあったけど、
見てて心地良かった。
それはなぜか。
主人公がなんか満たされてるように感じたから。

序盤でアパートから出てきた主人公が鍵をかけずに出かけたところには、驚きとワイルドさを感じた。日本、しかも東京で鍵かけないとかありえないと思うんだけど、そこは海外の監督だからそうなったのかな。

監督はヴィム・ヴェンダース、ドイツの人。
私はこの監督の「パリ、テキサス」を観たことがある。
女優の美しさが際立つ、主人公の哀愁を感じる映画だったと記憶してる。

このパーフェクトデイズも、主人公の哀愁を感じさせる映画だった。

そして、脇を固める個性的なメンツ。
柄本時生は愛されるダメ男をやらせたらピカイチ。
アオイヤマダも気になった。
石川さゆりさんの登場にはびっくりしたし、ホームレス役の田中泯も良かった。

東京が素敵で良いなと思える映画だったな。

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