長澤まさみさんがSNSを削除したって?いうのとはあんまり関係ない小説 2
本日は1からの続きを読んでくださりありがとうございます。この小説はあなたの中に溜まっているあれを私が形を変えて発信しています。あなたが楽しめたら理想です…😄
前回のお話し
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🟠激動の2023🟠
🚞
2023年3月、コロナ、為替。
リーマンショックなど度重なる危機が
アパレル業界にも大きく響いた。
晴美の会社はヤバい状態になった。再生をはかるためにいかに無駄をなくすかに躍起になっていた。
会社ではフレックスタイムを導入し
在宅勤務を採用した。会議はZoom。画期的ですばらしい時代になった。
晴美は毎日出勤する必要はなくなった。一見するとそれはとても楽できるように思われる。が、それとは同時に違うクライシスが起こり始めたことにまだ気付けなかった。
🌷在宅ワーク春🌷 2023
4月から新しいシステムになり都内までの定期代は出なくなった。おまけにボーナスもカットされるという噂が流れた。
(え、まじで?)
晴美はびっくりした。
(ボーナスカットってそりゃないよ。東京だって気軽に遊びにいけないじゃん。)
定期んだい会社に行った日のみ交通費支給。遠距離通勤だった晴美は一番会社に行くのが数少ない週一通勤になった。
5月になった。関東平野広がるここ取手市はちょっと行くと田園が広がりそこかしこに夏の気配を感じた。
晴美は仕事に飽きると窓を開けて飼い猫を呼んだ。
『ムー、ムー。』
ムートン
正確な名前はムートン
ムートンみたいなペルシャ猫だった。
一見するとふわふわでカワイイが
毛が長いので色々なものを体にくっつけてくるのだった。
🌻在宅ワーク夏🌻2023
夏になった。暑くなりセミの声が聞こえた。ムートンは夏でも外に行くのが好きらしい。
🩵🩵🩵🩵🩵🩵🩵🩵😄😄😄😄
涼しい場所を探しだし、縁の下などに寝ていたりする。
😄😄😄😄😄🩵🩵🩵🩵🩵🩵😮💨😮💨
『また、こんなにくっつけて😓😥…
そろそろカットしないと夏の暑さにたえらえれないかも。』
晴美はブラシで猫の毛をといた。
🐜🦗🐌
土と一緒にダンゴムシの死骸や
わけのわからないゴミがポロリと落ちた。
しかし、すぐにムートンはするりと晴美の腕を抜け出すとまた、外に遊びにいった。
💛💛💛💛💛💛🟠💛💛💛💛💛🟠🟠
💛🚃🚃🚃🚃🚃💛🚃🚃🚃🚃🚃💛
ガタンゴトンガタンゴトン、陸橋をわたる電車の走る音がした。
💛🚃🚃🚃🚃🚃💛🚃🚃🚃🚃🚃💛
8月ムーを姉と押さえつけてカットした。
晴美はデザイナーの腕前で見事なデザイン性のあるカットをムーに施した。
尻尾だけふわふわのまま、まるで太陽の塔のような感じなり、目だけが光ったベージュのタヌキのようになった。ダンデライオンみたなネコになった。
「わームーかわいいね😆🩷。これで夏をすずしくすごせるわね💛さすがあんたのカットはセンスあるわ🩵🩵🩵。」
姉が褒めてくれた。
晴美は言った。
「フフ、何年デザインやってたと思ってるのよ😄 あっ!おねいちゃんカルピスあるよ🩷。飲む?🩵💭。」
晴美は嬉しくなって冷蔵庫からCALPISを取り出し
美味しいカルピス=冷水∶カルピス=4∶1
の割合で薄めた。
「 飲む飲む。🩷🩷」
姉にカルピスを渡すと姉は言った。
「 甘ーい!そういえばさぁ🙄。カルピスの宣伝長澤まさみちゃんじゃなくなったよね。なんかだれだっけ?わすれちゃった。」
晴美は答えた。
「とっくの昔に変わってるじゃない。何言ってるの!😮💨だって長澤まさみちゃんあたしといっしょだよ。36歳。」
そういいながら、(え!あたしも・・・)
晴美はふと気がついた。(あたしおばさん…)
晴美の秋2023
それから秋になった。
電車のおじさんたち
どうしてるかな?…
晴美は思い出していた…。
🐌🐛🐜🐝🐞🕷️🦂🦋🦗🪰🪰🪱🪲🪳
ダンゴムシみたいなおじさん
カゲロウみたいなおじさん。
オケラみたいなおじさん。
みずすましみたいなおじさん。
🪳🪲🪱🪰🦗🦋🦂🕷️🐞🐝🐛🐛🐌😮💨😮💨😮💨😮💨😮💨😮💨😮💨😮💨😮💨😮💨
デザインのサンプルたちととも出会えなくなったなぁ。
ほんとうちの会社どうなっちゃうんだろう…。
晴美はぼやいた。
😮💨😮💨😮💨😮💨😮💨😮💨😮💨🐌🐌🐌🐌
都心に買い物をするのが楽しみだったのに
交通費がかかるようになり近所で買い物をすますようになった。
🟩🟩🟩🟩🟩🟩🟩🟩🟩🟩😮💨😮💨
そして自宅勤務。自宅警備員化する自分。
毎日の習慣が劇的に変化した。
あんなに電車の中のサンプルたちに上から目線だったのに、
自分自身が
コロコロと茶色く硬いサナギになったようだった。
🐌🐌🐌🐌🐌🐛🕷️🪳🐜🪱🪰🪲
カフェオーレの蛹に
11月自宅勤務。
まるでそれはグリコのカフェオーレのような世界だった。
ななめに入った金色とコーヒー色のあの世界感。
🤎会社の会議が苦いコーヒー色
💛黄金の時間がデザイン中の時間
自分の愛ネコをめでながら雪見だいふくを食らい、菓子パンを食べながらの作成。
ストレス太り?
晴美はいつのまにか6キロ太った。
もう、あのころの晴美のおもかげはない。
自分自身があのおじさんたちの
仲間入りをしたのだった。
服もほぼ毎日作業着のようにスエットになった。
下半身パジャマだろうが
だれからもとがめられないからだ。
えー!リストラされる???
そんなななめ模様の世界の中
会社では業績悪化がすさまじく
女性服専門デザイナーのリストラが決まった。
男性服よりずっと流行や競争がすさまじく売上が全くなくなったからだった。
ズキュン。
胃が痛くなった。
一緒に働いていた仲間だったからだ。
初めて会社に入った時を思い出す。
上司は言った。
『 わかっていますね。
UNIQLOはゴミでできた服です。
あんなのは服ではない!😡
プラスチックを集めてできた服なんです😡。
あなた方の作成する服はゴミではありません。
それを広めていきましょう。🤤』
🤔🤔🤔🤔🤔😥😥😥😥😥
なぜ上司はそんなことをプロパガンダ的に言ったのか・・・
多分そのとき彼はこれから台頭するUNIQLOを脅威に感じていたのかもしれない。
だから晴美はユニクロを着なかった。
ユニクロを着ていた姉にも注意した。
しかし、世の中はそんなものではなかった。
今やユニクロはあんなに流行ってる。世界展開もしている。
UNIQLOUNIQLOUNIQLO
😓😓😓😓😓😓😓😓😟😟😟😟😳
『あなたの描く色は男性色ですね。福田さんあなたは男性ファッションを担当してください。』
🟠🟠🟠🟠🟠🟠🟠🟠🟠🟠🟠🟠
晴美は上司の言葉を思い出した。
なんだか息苦しさを覚えて晴美は窓を開けた。
目の前は野原でススキや枯草がゆれていて、古びた家があった。
「ニャー !」
ムートンがまた、おしりや尻尾に小枝をつけて入ってきた。
さあ、ごはんをたべようね。晴美は特別の缶詰を与えた。猫はいつものドライフードと違うことを悟ると無我夢中でむしゃむしゃとフードを食べ始めた。銀河鉄道999の車掌室みたいな音ががこだました。
ライン♪
携帯から音が聞こえた。晴美が手にとると
リストラされた社員からこんなメッセージがきたのだった。
「 福田さんこんにちは。もう知ってるかもしれないけど・・私ついにリストラされっちゃったよ。福田さんは男性服担当でよかったね。まだ生きていられる。でも、ほんと会社いつ倒産してもおかしくないよ。もう。あの会社もうやばいから。出遅れすぎだもん。
じゃあ、お元気で。 山倉 あかり 」
晴美は・・急に目が覚めてきた。
=つづく=
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