見出し画像

"ホテル" が作品タイトルに付いてさえいれば……?!

イーグルスのかの名曲 "ホテル・カリフォルニア" がリアルタイムで大ヒットしてた夏、アメリカにいました。

サンフランシスコのホスト・ファミリーのママが運転する車で移動中、スピード・ウェイ沿いにCalifornia Hotelっていう安宿のボロ看板を発見。大興奮して叫んだら、ママはとまどい顔……。

ママの長女シーラは、当時カリフォルニア大学バークレー校に通う学生でした。そんな妙齢のブロンド・ママは、大学生だった私ほどにはヒット曲に思い入れなんてなくて当然。さぞリアクションに困ったでしょうね。

(さすが'70s。ギターのイントロが長い!)

ホテルって、やっぱり創作意欲が宿るところのようです。 旅情、ロマンス、出会いと別れ……。

直木賞のホテル・ローヤル、好きでした。ホテルは文学の背景にぴったりですよね。小川洋子さんのホテル・アイリスも素敵。小説のタイトル挙げれば、なぎさホテル、マスカレード・ホテル、竜宮ホテル、ホテル・ジューシー、プリズン・ホテル。

私の短編小説のひとつも、Hotel Fantasiaといいます。noteの初投稿が、そのサマリーでした。「(麻薬について歌った) "ホテル・カリフォルニア" のパクり?!」と言われそうな筋書きですけど……。

映画ではホテル・エルミタージュ(フランス語で隠れ家)、The 有頂天ホテル。洋画ではホテルものは売れ線で、グランドホテル方式なんてのがあるくらい。

タイトルに"ホテル" さえ付けば、なんとなくサマになる……な〜〜んて?(笑)

セントラル・パークを望むニューヨークのマンダリンオリエンタル・ホテルにてアフタヌーンティー。私の誕生日のために日本から訪ねてきた娘が、サプライズで予約してくれました。

ホテルという単語は、いろんな連想を誘うもの。ずばり"ホテル"というタイトルの曲って、テレサ・テンさん・倖田來未さんなど、いっぱいあるようです。同一曲が何人もに競作されたこともあるとか。

(倖田來未さん HOTEL。EDMにラップがイケてる ♪)

ツウ向けでは井上陽水さん”リバーサイド・ホテル”、エルビス・プレスリー ”ハートブレイク・ホテル”。 シブいところでは、内山田洋とクールファイブさん ”北ホテル” (演歌!)

(女心のせつない歌詞がたまらない!)

いやはや、名前を聞いただけで「泊まってみたい」と思うホテルがありすぎる〜!もちろん、ハートブレイク・ホテルとプリズン・ホテルはご遠慮しますけどねw

冒頭の写真は、コロンバス・サークル(セントラルパーク近く)のハドソン・ホテル。(下の写真も)  便利なロケーションで、雰囲気がよくお手頃価格なのでオススメです。

#コラム #音楽 #小説 #ニューヨーク #ホテル #育児