「2年目のジンクス」? 乗り越えて、カヌースクール募集中
この夏はムリかもしれない。あきらめかけた時期もありましたが、今年もやります。愛知県岡崎市の市街地を流れる乙川での「乙川カヌー・サマースクール」。6月初めの豪雨で河川敷などが大きな被害を受けましたが、川面を使えるメドが立ち、8月に3日間、開きます。
コーチは岡崎市在住のカヌーポロ日本代表、柴田勝之選手(35)。
日時は8月の
・11日(金・祝) 8:30~11:30
・12日(土) 15:00~18:00
・15日(火) 8:30~11:30
です。
真昼間は避けましたが、とても暑い時期なので、熱中症にはご注意ください。
対象は小学4年生以上で、もちろん大人も大歓迎。
1日の定員は10人です。
参加ご希望の方は、8月8日(火)までにメール(otogawacanoe@gmail.com)でご連絡ください。
愛知県みよし市の保田ヶ池を拠点にするクラブチームに所属している柴田選手は、自宅から近い乙川で以前から個人練習をしています。
普段は流れも穏やかで、それほど深くもなく、適度な川幅がある乙川は、カヌーをするのにとても適しています。岸が整備されて、どこからも川に入りやすく、交通の便もとてもいいというメリットがあり、乙川を大勢に楽しんでもらいたい、この水上スポーツのことをもっと知ってもらいたいと思い、昨年からスクールを始めました。
どんな年齢からでも始められ、初心者も大歓迎です。それぞれのレベルに合わせて、安全で楽しい乗り方を指導します。
「2年目のジンクス」ってあるじゃないですか。プロスポーツ選手や芸能界で1年目などに大活躍して、翌年は成績や注目度が下がったりするやつ。
われわれは大活躍ってわけではありませんが、昨年、夏に乙川でスクールを初めて開いて、最初の目標を達成しました。今年は「開催を続けること」「できればグレードアップを」と考え、6月末から日曜日に定期的に開催する計画を立てていました。
そこで豪雨に見舞われました。
水が引いても、土がめくれた河川敷は再整備の作業で入れません。いつから使えるか分からない状況が続いていましたが、7月中旬、河川敷の部分的な使用と乙川水面の使用ができるようになったと連絡をいただき、8月の開催を決めました。
実は豪雨の前にも心配なことがありました。コーチの柴田選手が腰のヘルニア手術をこの冬に受けました。ベテラン日本代表がさらに選手生活をまっとうするための決断でした。幸いにも術後の経過は順調で、医師から復帰の許可を得て、「募集期間が短くなるけど、できるだけ開催日を確保しよう」と6月末からのスクールを決めた矢先の豪雨でした。
2年目のジンクスか……。いや、豪雨はこれからもあるだろうし、スポーツは故障やケガと隣り合わせ。特別なことではありません。自然の大きさやケガへの注意など、改めて気づきをもらいました。こんないきさつで開く2年目の乙川でのカヌースクールです。気を緩めずに準備を続けて、好天の下でケガなどなく楽しく開催できるように努めます。
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