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民話的雑記帳

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日々の雑感。読んだ本、映画の感想など。順次追加。
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記事一覧

極私的散歩ダイジェスト 【巣鴨~板橋】

世の中がコロナになるすこし前、高校の同級生が近所に遊びに来て、いい歳をした男二人で平日の…

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杖をつく

杖をついて歩いている。 もうかなり歩けるようになってきたが、まだ不安もある。実際そこまで…

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民話ペディア② 『秘境ブータン』

小学生のとき、新しく赴任してきた校長先生が「みなさんは『ブータン』を知ってますか?」と全…

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無法者に灸をすえる 【JR駒込駅周辺】

「アウトロー」というと、西部劇に出てくるガンマンというよりは、どちらかというと現代日本の…

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民話ペディア① 『郷土料理・おじ汁』

幻の郷土料理「おじ汁」 おじ汁は、主に東北〜関東地方で親しまれている郷土料理。地域によっ…

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場末の街、ネコのいる居酒屋

旧国鉄の改札を出ると、そこは駅前広場。 噴水もあって広々としているのだけど、どこかうらぶ…

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川崎の道祖神

昨年末くらいに、勤め先が変わった。 そういうわけで毎朝電車に乗って、川崎まで通っている。 自分は仕事とか現実とか社会のゲシュタルトをすぐに見失うタイプの人間である。だから会社に毎日通うという生活はもちろん苦痛でしかない。 今の所は何とか勤まってはいるが、早くも限界が見えてきたような気もする。我ながら限界を見るのが、じつに早い。 さて、そんなことはさておいて。 川崎といえば、日本でも有数の工業地帯として有名である。 川崎の仄暗い空。 何百本もの煙突が天を突く剣山のよ

写真はハロウィンの扮装というわけでなく、その場にあった(何故かあった)カボチャの被り物をして模造刀(仕込み杖仕様)を手にした自分。この頃は職場の先輩に頼まれ自主映画の脚本を担当、何故かオーディションやロケハンにも立ち合い、いらぬストレスを蓄積。毎晩のように模造刀を振り回していた。

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民話ブログの診断結果 (自己紹介)

おはよう、こんにちは、こんばんは。 こちらは民話ブログというアカウントです。 note界の奇…

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いつでもビッチに弄ばれてるB’z稲葉浩志

久しぶりにB’zを聴いて思ったのは、稲葉浩志はなんでこんなにウジウジしたりノイローゼになっ…

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肉そばが、一番うまい 【JR巣鴨駅周辺】

ある冬の日。夜歩いていたら、しぶい佇まいの中華料理店が目に入った。駅から少し離れた住宅街…

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永遠に0

タイトルはつまり、百田尚樹氏の著作『永遠の0』の単純なパロディ、あまりに分かりやすい文字…

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スプラトゥーンと芳年展で、ベチャベチャ塗りたくる 【練馬区立美術館】

彼女がニンテンドーswitchの『スプラトゥーン』をしきりに欲しがって、それを買ったら見事に自…

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ガッタンピを知らない子供たち

君はガッタンピを知っているだろうか? もしご存じであるのなら、君は私と出自を同じくする、選ばれし者かもしれない。 自分のなかでガッタンピというのはごく一般的なワードだった。だから自然な流れで「ガッタンピのときはさあ……」なんて、何気ない会話に出してしまうことがある。 すると相手はひどく怪訝な表情を浮かべ「ガッタンピって、なにそれ?」と聞いてきたりする。 なんだ君は、ガッタンピも知らないのか! そうやって相手の無知をあざ笑うのだが、よくよく考えてみれば知らなくて当然と