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命一つ身一つで生まれてはきたものの。

 今朝、生まれたてのおっさん(山ちゃん)さんの記事を読んだら、色々思いが浮かんでコメントさせて頂いたんですが、そこで「命を担保にする」という言葉が自分から出てきた訳です。

 日本が絶滅するとイーロンマスクさんがのたまったらしいんですが、そういうアメリカどうなんだよ、そっちもヤバいだろ、人の事より我の心配しろ、と言いたいのはさて置きまして。

 命を担保にする。

 この言葉が自分から出てきたのは、去年メンタル病んで倒れてからのお金事情もろもろの体験から来たな、と自覚しましたので、つらつら書いてみようと思います。

 去年6月末に職場で倒れて、そのままメンタル病んで引きこもり状態になりました。青天の霹靂でした。
 まさか自分がそんな状態にまで追い詰められていたとは、全く気づかなかったのです。いや、違いますね。気づかないふりを必死でしていました。
 日々職場で体験する人間関係トラブル、それは自分のことより他人の事を見て過剰に反応していたのと、会社という組織の中で人がどう動くのか、それにほとほと嫌気が差していたのも影響していました。
 誰が悪いというわけではない、皆、良かれと思ってしている事が、結局優しい人や気弱な人にしわ寄せがいくシステム。
 そしてそれの犠牲になっている当事者が、それを見ないふりをして、指摘されると逆に怒るという現実。私はすっかり混乱してしまって、何がなんだかわからなくなっていたのです。


 最初は何ヵ月か休めばまた職場復帰できると軽く考えてました。私自身は具体的な職場トラブルに巻き込まれてなかったからです。でもそれは、甘い考えでした。
 どうやっても、良くなるとは思えないメンタル。人に会うのが怖くて、会社からの電話にも出られませんでした。


 そうして2ヶ月、3ヶ月はあっという間に過ぎ、会社からは立て替えた社会保険料を振り込むように言われ、結局10月に退職すると今度は国保と市県民税の徴収が追い討ちをかけてきました。
 私はその頃外に出るのも無理で、電車に乗る事もできなかったのですが、手持ちのお金も無いので、なんとかしてもらわないと、と思い、頑張って区役所に行ったんですね。
 で、窓口で事情を話して、今は全く無職で収入も無くて、再就職のめども立たないと話したら。窓口の方、これでいかがですか、と金額2割引くらいを提案してきて。

 え。あの。今、困ってるって私、言いましたけど。どこまでも払う前提、スか⁉️

 私、思わず今座ってるこの椅子が、ア○ムの窓口なんじゃないかと再確認しちゃいましたよ。
 あ、許さないの?とにかく払え、…ってコト?無い金を。延滞すると延滞金が発生するんスか。
 ここ、○コムじゃないの⁉️マジで。
 げに恐ろしきはニッポン取り立て機構。

 それから市の広報で生活が窮乏した人向けの「暮らし支援金」の給付を知り何とか申し込んで50000円。途中退職したから確定申告して還付金が1万5000円。全部、税金と国保の支払いに消えました(笑)


 なんなの、コレ。全然支援された気がしない。
 マイナスになるのがプラマイゼロになっても、国から国に金が流れただけ。
 税金は徴収できた実績になり、国保は納入された実績になり。

 こっちの事情なんて全く関係ないやん。
 マイナンバーで登録された私のデータで条件満たした上で発生した金が、結局国の金になっただけのこと。
 支援金の申請だって、色んな書類や証明が必要だったし、誰にでもできるとは思えない。
 メンタル病んだ私にもすごく大変だった。必死でやって、できたところで、この始末。
 同じような経験をnoteに書いてる方の記事も見ました。

 今思うのは、結局、役所の税務課で働く人たちは、税金を納めてもらうのが仕事だから、それに忠実に動くだけ。
 同じ役所内でも、福祉に携わる部署の人たちは、人それぞれの事情に合わせて税金の軽減なり免除なり、に動くわけです。
 全く同じ役所内で、矛盾する業務を同時に行っているわけ。
 これって、すごいことだと思いませんか。
 私もこういう経験しなかったら、こういう
ことは解らないままだったと思いますが、困った時にどこに相談するかで、状況が全く変わるんだな、と思いました。
 仕事の目的がどこにあるかで、同じ役所の人でも、出てくる言葉は全く違うということです。


 今は、福祉協議会の方に再就職の相談にも
乗っていただき、ゆるゆるとリハビリしている私ですが、各種支援を受けながらも、自分なりにエネルギー回す術を見つけたいな、と考えている所。
 それが自分を解放して自由になる方法。幸いにも自分なりにできそうな事が少しずつ見えてきました。現場でトライしつつ、自分の手でつかめるように。頑張りまっす‼️
 

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