知らない、わからないって何が悪いの?

かなり時間がたってしまいましたが
久々にnote更新してみます

正直ミラノにいて、ファッションの世界にいて、
だからこそ伝えれる何かがあるならやってみたいと思っていたけど
自分の性格だと思うけどいつもどんなことでもけっこう自己完結をしてしまってて

日々いろんな文化の違いや感じることなんて山ほどあって
ほんとにいろいろ日本と比べて考えてみたり
イタリア人カルチャーを学びながらうぜー
となったりしてるんですが笑
誰に言うこともなく自己完結してしまっていて
なかなかこれを書いてみよう!
とならないのです…🙇‍♂️

文書書くって好きだけどかなり頭使うので
後回しにしてしまう
という理由も否めない…🙇‍♂️


さて、タイトルの’知らない、わからないって何が悪いの?’
についてスタートです

少し前にこれについて考えたタイミングがありまして

最近日本からミラノに新しく来たメイクさんがいて、友達から良かったら仲良くしてあげて的な連絡があり
わたしも来た当初友達もいなければ不安ばかりだったので、わたしで良ければと連絡を取り
飲みにでも行きましょうと。

ただそれがファッションウィーク直前だったこともありバタバタしていて
また落ち着いてからと言っていたら、
まさかの彼女自身のつながりでひとつFW中に同じショーのチームで仕事をすることになり、
現場で初対面をしたのです

そしてkeyのメイクはイタリア人なので、メイクの説明も全てイタリア語でしていて
彼女は来たばかりでイタリア語わからないかもしれないし、
道具も日本とこっちじゃ違うものもたくさんあるから
わたしのそばにいて、何でも聞いてね
と伝えました

でも特別聞いてくる感じでもなく、わたしもけっこうイタリア語わかるのかな?
とかなんせ何も彼女のこと知らないから思っていて
でもまぁでしゃばりすぎず言っておいたほうがいいかなと思ったことだけ伝えました

そして、その後ミラノ、パリとFWを忙しくさせてもらって
最近初めてゆっくり飲みに行って

そのときに、イタリア語は学校に通い始めてるけどまだぜんぜんできない
という話を聞いて、
その一緒に入ったショーのとき、わかってる風だったけど、
もしわかってなかったらその立ち振る舞い損するからわからないことは聞いた方がいいと思うよ
と伝えました

でもわかる
自分もそうだったけど、日本でわかりません知らないです教えてください
って言いにくいのも。

その話もしたし、彼女もそう言ってたし、
自分もミラノに来るまではそうだったかもしれない

でも来たばかりでイタリア語喋れないなんて当たり前
何もかもが一からでわからなくて当たり前

わたしも若い時に散々先輩にわからなくて聞いたら、は?なんでそんなんもわからへんの?
この前言ったし
自分で考えろ
(今考えてもイジメとしか思えない)
と言われて育ったから、わからないから教えてって素直に言いにくいのすごいわかる

‘知らない、わからないということがダメなこと’

みたいな風潮は少なからずあると思う
これは相手側の意見と自分自身で自己嫌悪になる場合と両方

自分の経験談だから偏ってるかもしれないけど
海外ではだからと言って知ったかぶりをするほうが恥ずかしいことなのである
なんで聞かないんだ
なんで言わないんだ(言ったらいくらでも助けてあげられるのに)
とわたしも何度も言われた

実際イタリア語を学んでいるところで
わからないままスルーしても何も身につかないし
これって何て言うの?
今のわからない
ってめんどくさいけど毎度言わないとわからないまま相手は理解してると思ってる
これこそ恥ずかしい


そして、わたしは’わからない’
と言ってコミュニケーションを取る

これがとても大事だと思っていて
もちろん自分でも調べたりコツコツひとりで勉強したり
できるんだけど
もちろんそうやって自分の中に入れつつも
わからないから教えて?
これなんて言うんだっけ?
とわざわざ聞くことでその人とのつながりが持てる
それで生の正しいことを教えてもらってちゃんと自分で納得できてレベルアップして
そのほうがめちゃいいやん
と思う

年齢だってそう
日本は特に年齢でジャッジされること多いから
◯歳なのにそんなことも知らないの?できないの?
とか
あるよね
でも別にいいやん
人それぞれスピードって違うと思う
20歳でわかる優れものもいれば
50歳でようやくわかる人もいる
人それぞれでいいの

知らないことを知ってる風にして自分を大きく見せる
ということももちろん必要なときはあるかもしれないけど、
そうじゃない素直さのほうが結局かっこよくて強いよね

と感じたことがありました

ではまた


ciao!



mio

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