年末、うちに大工さんがきた。
年末、うちに大工さんがきた。
彼らはとても真面目で一途な人たちだった。毎日まいにち、朝から晩まで作業をし、作業が終わると、今日はここをこうしました、特にこうすることでよりよい仕上がりになったのです、と静かに、しかし満足げに語って帰った。
淡々と作業をする大工さんの、頭の中も、静かなのだろうか。
わたしの頭はいつも落ち着きなく喋っている。正直、うるさい。あの大工さんの頭がもし静かなら、それは生得的なものなのか、大工という仕事をする過程で身につく境地なのか。
母に弟子入りを、すすめられた。
創作活動の糧にします!