満員電車はあつい。
満員電車はあつい。
毎日満員電車にのっていたわたしは、電車は暑いものだと思っていたし、たまに鼻をつく匂いがしても、それは軽くやりすごすべきものだと思っていた。スマートフォンの画面からにょっきり生えてしまったような人間たちが、ずらずらゆらゆらしている光景を、なにも問題にしてこなかった。
久しぶりに満員電車にでくわしたとき、とてもあついと思った。暑い上に匂う。そして、空気が、吸えたものではない。
満員電車のストレスって想像以上にすごいんですよね、などという話をきいても、一切ピンとこなかったけれど、今、あえて満員電車に乗ろうとは思わない。
乗客数の適正な電車は、そこはかとなく旅情をさそう、風情ある乗りものだ。
なにごとも、適正量というものがあるのだなと思う。
創作活動の糧にします!