40代の人たちがカッコイイ

40代の人たちがカッコイイ。と、最近思う。

20代前半のころ、40歳と聞くと「中年」「おじさん」「おばさん」と思っていた。大きなくくりで、親と一緒くた。

でも最近、40歳ってなんかカッコイイ。

未来に希望を持てるか、で日々の幸福度は左右されると思っている。だから、いつも素敵だなと思うロールモデルを探している。27歳なんてもう結婚してキャリアも積んでて輝いてると思っていた20歳の自分が今の私を見たら、不安になるだろうけど、でもね、違う、いいの。

ちょっと横道にそれるけれど、数年前の自分に言いたいこともある。30代後半で結婚してない人はなにか問題があるって?いやいや、事情はあるよ、人には。けれどそれが全て「人格的問題」ではないよ。それに、結婚したら全員が幸せになるって話でもないみたいだし、どうやら、そもそも一人で幸せであることが大前提だと思う。

さて、なぜ40代がかっこいいと思ったか、最近みつけた素敵な人を紹介します。

まず、ゴロウ・デラックスという「読書バラエティー」番組の司会をしている、外山惠理アナウンサー。先週くらいに、この番組をYouTubeでみつけてハマってしまった。ラジオみたいな心地よいテンションで、話題の本の作者をゲストに迎えて話をするという番組。司会の稲垣吾郎さんと外山アナの掛け合いが自然で楽しくて、40代独身一人暮らしの様子とかもたまに話している。

仕事バリバリやっていて、ずっと一人暮らししていて、たぶんかなり自分に最適化された生活になっているんだろうな、と思う。気の合う友達もいて、最高では…。外山アナの好きなところは、ズボラでサバサバしていてよく笑うし優しい(よく怒ってるけど)ところ。ズボラと言われているけど綺麗なのはそこまでズボラじゃないからだと思う。

次に、作家の西加奈子さん。どこでも安定して関西弁でホッとするし、俯瞰と主観をきっちり説明できるさすがの表現力と語彙力はカッコイイし、人に対する態度が誠実でまっすぐで丁寧だなと思う。仕事を愛して没入する姿も素敵だし、サバサバしていてよく笑って優しい。綺麗だし。あ、同上。

それから40代ではないのだけど、SNS経由で知った30代後半の女性も挙げたい。海外在住で料理人をしていて、筋が一本ピシッと通っている人。実際お会いしたら、とってもチャーミングで可愛らしくて、賢くて優しくて。視野が広くてカッコイイの。

こういう素敵な人たちの、素敵な部分を真似して身に染み込ませていく時間が、まだ10年あると考えたら。

たゆまずそうしていたら、自分にもその素敵な部分が自然となるかもしれない。

だから今、20歳の私の期待に応えられてないことなんて、問題ではなくて、未来に希望を持てていることが重要で、そして素敵なカッコイイ40代像を示してくれている人たちに、圧倒的感謝の念を禁じ得ないのです。

創作活動の糧にします!