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究極の恋人とのデート

こんにちは。
saoriです。

私は子供の頃から
<ぬのどうぶつ>とお話をしていました。

(皆さんはぬいぐるみと言いますが私にとっては
ネコちゃんやワンちゃんと同じくらい家族なので
ぬのどうぶつと呼んでいます)

今日は私が<ぬのどうぶつ>たちとどんなお話をしているか
ちょこっとご紹介したいと思います。

お相手はやさしいコーギーの女の子、りつこさんです。

寝る前のひと時、私は幸せな気持ちで
りつこさんに話しかけていました。

「今日は久しぶりに神戸に行ったの。
すごく楽しかったわ」

「デートですワンね」

「デート?」

一人でお出かけしていたのに、と
不思議に思って私は思わず聞き返しました。

「そうですワン。
自分とのデートですワン。
saoriさんは神戸で何をしたんですワンか?」

「眺めのいいホテルのラウンジから港を見たり
お気に入りのカフェでゆっくりランチとお茶を味わったりしたの」

「デートでするようなことですワン」

「でも一人だったのよ」

「だからこそデートなんですワン。
誰に気兼ねすることもなく
本当に好きなこと、したいことをして
すごしたんですワンね」

「そうなの。
大満足だったわ」

「それはまさに、もしsaoriさんがsaoriさんの恋人だったら
してあげたいことなんですワン。

疲れているのにお店を見て回ろうなんてしないで
ステキなカフェで一休みして美味しいお茶を飲ませてあげたり

たまたま目の前にあるお店に適当に入ってランチを済ませるのではなく
何が食べたいのか訊いてあげて
本当に食べたいものを食べに連れて行ってあげるんですワン!」

「理想の恋人ね」

願いをかなえると一口に言いますワンけど
その願いが何かわからなければ
かなえようがありませんワン。

自分とデートしたら
何がしたいのか
何をしたら楽しいのかわかるんですワンよ」

「なるほど~。大事なことね」

ちょっとずつでもいいから
そうやって自分の願いに気づけて
かなえていけたらいいワンね


「うん。今度はどこで何をしようかなぁ。
一日中家で本を読み耽ったりもしてみたいわ」

「考え出すと楽しくて止まらないですワンね」

「想像しているだけでも楽しいわ。
いい事を教えてくれてありがとう、りつこさん」

「ワン!」

楽しかった一日を思い出しながらりつこさんと語り合っていると
あっという間に夜が更けていくのでした。




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