こんにちは。
saoriです。

私は子供の頃から
＜ぬのどうぶつ＞とお話をしていました。

（皆さんはぬいぐるみと言いますが私にとっては
ネコちゃんやワンちゃんと同じくらい家族なので
ぬのどうぶつと呼んでいます）

今日は私が＜ぬのどうぶつ＞たちとどんなお話をしているか
ちょこっとご紹介したいと思います。

お相手はやさしいコーギーの女の子、りつこさんです。

「はぁ～」

「どうしたの、りつこさん。
ため息なんかついちゃって」

「元KAT-TUNの田中君が捕まっちゃいましたワン」

「あら、りつこさんも田中君好きだったの？
私もよ。何と言っても田中君の顔が好きだわ」

「ジャニーズ出身の人に対してストレートな誉め言葉ですワン」

「ヤンキーキャラ扱いされているけど顔はいいのよ」

「『君の顔が好きだ』は斉藤和義さんの名曲ですワンけど
私も田中君の顔が好きなんですワンよ！」

「りつこさんも？わかってくれてうれしいわ。
ヤンキーキャラにだまされて田中君の顔を正当に評価してくれる人は
ジャニーズ好きの人以外では少数派なのよ」

「世の中のほとんどの人は実際の顔の良しあしは見ていないんですワン」

「世にはびこる雰囲気美人や雰囲気イケメンに真っ向から
ケンカを売る発言のようですが．．．」

「いや、むしろ絶世の美男美女でなくても
美人やイケメンに思わせることは簡単なんですワンよ。
スプーンに映っていない粗品君もカッコイイ人認定ですワン」

「ちょっと！りつこさん！港に沈められたいの⁈」

「フフフ。もちろんスプーンに映っていない方の粗品君も
とても魅力的な人ですワンよ」

「私も好きよ、いい役者さんだわ」

「役者さんの場合は演技や作品でステキな人物像を作ることができるけど
簡単な美形テンプレっていうのは確かにあるんですワンよ」

「パイロットの制服を着ていたらCatch me if you canってな具合に
なんとなくイケメンそうな気がするように見えてモテるみたいな」

「背が高いだけでなんとなくイケメンそうに見えるような気がしたり
ゴージャスな巻き髪をしているとセレブ美女に見えたりしますワンね」

「ステレオタイプにもほどがあるっていうか笑っちゃうくらい簡単よね」

「ちょろいですワン」

「そういえばお稽古事の先生が言ってくださったんだけど
初めて先生にお会いした時いわゆるリトルブラックドレスを着ていたのね。
そしたら先生ってば私の第一印象はミステリアスな美女だった、って
おっしゃるのよ。びっくりじゃない？」

「ミスタービーンが大好きなチョケたsaoriさんをご存じないんですワンね」

「そうなのよ．．．ってりつこさん！」

「あはは。要するにそれくらい印象操作って
意図せずにできてしまうものなんですワンよ」

「エビちゃん（蛯原友里さん）ブームの頃
世の女性誌が『モテ』という言葉を臆面もなく使って
女子アナっぽいわかりやすい服装、メイク、
髪形を提案していたのもわかる気がするわ。
そのテンプレを使えば誰でも簡単に可愛く見せられるんだもの」

「エビはエビでもエビちゃんじゃなくてエビ中（私立恵比寿中学）の
安本彩花ちゃんの真似をしてベリーショートにしたsaoriさんは
テンプレを脱ぎ捨てたんですワンか？」

「YouTubeで初めて見て一曲聴き終わった頃には
美容院の予約をしていたわ。
安本彩花ちゃん、めちゃくちゃ可愛くない？
自分では過去最高の小顔効果があったと自負しているんだけど」

「だけどどうしたんですワン？」

「私、髪が太くて硬いのよ。
ちょっと伸びてきたら髪が立って収まりがつかなくって。
スネ夫の前髪というかミルクボーイの人というか」

「saoriさ～ん、何よりも美女はそういう自虐ネタは口にしませんワン！
テンプレ以前の問題ですワン！」

「あちゃ～」

「明日美容院に行ったら柔らかく見える髪色に
カラーリングしてもらうんですワンよ」

「そうね、安本彩花ちゃんみたいに可愛くなりたいわ」

「その心意気ですワン！」

実際に顔が整っているかどうかよりも
キレイに見えればそれでいいのなら
美男美女もそう難しい事ではありません。
難しいのは案外「私は美人ですよ」という設定を
恥ずかしげもなく堂々と打ち出せるかどうかなのかもしれませんね。