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ビジョン交流会に参加して


先日、こちらのイベントに参加させていただきました!

まず、イベントの企画、そして交流の場を設けてくださった主催者のやまけんさん、かおるさん、安部さんに感謝を。

元非行少年である僕にとって、今回イベントに参加させていただいたことは、本当に貴重な体験となりました。
その価値は、生涯で稼ぐお金とも比較することはできません。
本当にありがとうございました。


今まで僕の人との交流の場は、ほとんどがオフラインでした。
初めて参加したオンラインでのイベント。
雰囲気も、またzoomの使い方もまるで分からない中で、緊張し平静な心持ちも保てませんでした。

そんな僕でしたが主催者側の方々、そして、参加された皆様で、交流を深められた素晴らしいイベント

〜あなたの未来を妄想する〜
ビジョン交流会#2

であったからこそ、発見があり、学びがあり、大事なことを思い出す、そんな大切な時間となりました。

改めて、交流していただいた皆様に心から感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。

そんなステキな時間。
僕は何を考えたのか?
記録に残したいと思います。

目次
•妄想を否定する僕
•幼き頃の妄想をもう1度
•まとめ

妄想を否定する僕

僕はある時から、自分の妄想を否定するようになった。
確か、今年に入ってからだと思う。

そのきっかけは、少年院に入院したこと。

それ以前の僕は、不良として虚勢を張りまくっていた。

財布や服。時計はブランドもので着飾って
飲み屋に行っては、飲める男を演じ
女性の前では格好つけて
自分のことは棚に上げて、人を見下し
話を盛っては、俺ってスゲーだろアピール。

だがそんなことも、塀の中。少年院では、何一つとしてできない。
決まった服を着て、決まった日課に沿って生活する。
その中で、今、そこで、変わらなければならない。
いや、今、ここで、変わりたいと思った。

だから、逮捕される前、自分に出来たこと。持ってたもの。経験。虚勢。

そんなことに誇りを感じていた、そのプライドが邪魔になった。そうしたものを僕は全て捨てた。否定した。

妄想も。虚勢も。

そうして僕は、それまでの人生で培ってきたものを全て投げ出し、0からその場で、少年院の中で変わるために、変わったと認められるために、今この瞬間の事実だけを見て、自己改善と向き合った。

頭の中で、妄想する自分がいくら優れていても、
今の僕がそうでないなら、妄想なんて意味がない。
そうやって妄想を否定していくようになった。

たが、自己改善にあたる上で、妄想は絶対に必要なものだった。

どんな自分になっていたいか?
社会復帰したらどうするのか?
自分の問題点や改善点はどこにあるのか?

内省は過去、現在、未来を妄想すること、とも言えるかもしれない。
今、振り返ってみてそう思った。

妄想を否定したがる僕は、自分の内省に対して、常に異なる考えを探した。

妄想しては、否定して。
自分の内省や妄想を否定するために、また内省や妄想を繰り返す。

いい意味で妄想を否定することが、内省の深さにつながった。

逮捕されてから1年7ヶ月後。
紆余曲折ありながら、昨年の9月末に僕は社会復帰した。

その当日になっても、僕には帰る場所も仕事もお金もなかった。

弁護士の先生にお力添えいただいて、なんとか衣食住を確保できた。

そのスタートは、現実として痛いほど突き刺さった。

妄想なんてしている場合ではない。
今、目の前の現実をどうにかしなきゃならない。

そんなことから、自分の妄想に意味なんて、そして必要性もまるっきりなくなった。


幼き頃の妄想をもう1度

そんな僕に、今回のイベントは、衝撃を与えた。
妄想に対する強烈な発見だ。

イベントの冒頭での安部さんのお話から、妄想と行動力。そのビジョン思考に圧倒された。

妄想から生み出された発想。
それは今まで僕が否定していた妄想という虚構なんかとは、まるで違った。

そして、参加された全ての方との語り合い。
語り合いを聞けば聞くほど、僕の価値観が触発されていき、妄想の力を思い知り、それはただの虚構ではない、と説得力に溢れたものになった。

そして、今まで否定してきた妄想を、僕はもう1度改めて否定し直した。

妄想をただの持論と自己満足だと思っていたことを。


そう。

未来に向けた発想。

それこそが、妄想の力であり、素晴らしさだ。

未来は、未(いま)から来る、現実だ。

だから、未来に対する妄想はただの虚構ではない。現実なんだ。

大事なことだからもう1度。

妄想はただの虚構ではない。

これまでの僕がその人生において、
妄想をただの虚構で終わらせていただけなんだ。

この発見は本当に衝撃的で刺激を受けた。

さらに。

妄想の力は未来に向けた発想にある

という気づきだけでなく、

妄想を力に変えるような発想を生み出すために、大切なことは何か?

ということまで、僕は安部さんのビジョンからヒントを受けた。

安部さんのビジョンは、安部さんにしか生み出せないものであった。

それは、安部さんだけが経験してきたことがあり、安部さんだけがこれから積み上げていかれる経験があるからだと、僕は思った。

そうだ。

妄想を力に変える発想は、経験から生み出されるんだ。

はたして、これまで僕はそんな経験を積んでこれたのだろうか?

率直にそんな疑問を持った。

非行少年の僕に価値はない。
だが、非行少年であった僕ならどうか?

少年院での生活、そこでの経験、自己改善、内省を、なんとか未来の発想に繋げて、力に変えられないか?

少年院での生活


その経験と

これから積み上げにいく経験

この2つを掛け合わせて、僕にできることはないだろうか?

そんな思いを僕は将来、形にしたい。

そのために、僕は妄想する。

過去の経験と未来の経験。
それらを大切に、
今妄想して、僕は今、何をする?

100%非は僕にあるのだが…
少年院出身者。その偏見や非難を恐れない
冒険家に僕はなりたい。


まとめ

今回のイベントではここまで記したこと以外にも、大事な発見がたくさんありました。

刺激的でワクワクするような。
応援的で説得力に溢れた。
そして人生の面白みが響く。

そんな貴重な語り合いをして、最高の時間を過ごしました。

重ねて御礼申し上げます。
主催者のやまけんさん、かおるさん、安部さん。
そして語り合っていただいた皆様。

本当にありがとうございました!!

そして最後までこのnoteを読んでくださった皆様。
本当にありがとうございます。

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