見出し画像

終活のポイントー7 ~相続税の仕組み~

相続税は被相続人から相続人に財産を引き継いだとき、その財産に対してかかる税金です。
細かい計算や申告は税理士に委託すればいいですが、仕組みについては理解しておくと良いでしょう。

相続税の計算の流れは下記の通りになります。
①相続税の課税価格の計算
      ↓
②相続税の総額の計算
     
 ↓
各相続人ごとの納付税額の計算

簡単に言いますと、まず相続税が課せられる総額から相続税全体の金額を計算し、それから各相続人が納付する金額を計算することになります。
各相続人の相続財産の金額をもとに、個別に計算するのではない点がポ
 イントです。
具体的な相続税の計算の流れについては、次回以降でご説明いたします。

相続税の申告と納付

相続税は原則として、相続の開始があったことを知った日の翌日から10ヶ月以内に、被相続人の死亡時の住所地の所轄税務署長宛てに申告・納付する必要があります。
納付方法は、金銭による一括納付が原則ですが、一定の要件をもとに延納や物納が認められています。
なお、物納に充てることができる財産は、被相続人から引き継いだ財産に限られ、納税者自身がはじめから所有していた財産は認められない点は注意が必要です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?