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花と太陽

ある朝だった
庭に生えた 
一輪の花が言った

どうしてなの?
どうして太陽は 私をいじめるの?
どうしてなの?
どうして太陽は 私を枯らすの?
暑くて太陽がイヤになっちゃう

月日はたち
老いぼれた花に
笑った太陽が言った

それはね
それはね花よ 君はとても小さかったんだよ
だからね
だから平等に当てられた光が
君にはとても暑かったんだよ

本当は わかってた
太陽が 優しいことも

そういって 花は死んだ
見事な 死に様だった

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