「資格を取ること」について

以前「お仕事と同人活動」というテーマでスペースをやった際に
「10年20年でも食いっぱぐれない資格を取りたい」
という話が出た際にお返事したものの転載になります。

『10年後も食いっぱぐれない"資格"は今の世の中にあるのか?』

これについては答えはシンプルですが、資格という言葉に限定するなら「無い」と思います。本音で。保障が無さ過ぎるんですここ数十年…。

10年どころか5年もしたら世の中変化しまくります。その中でくいっぱぐれない「資格」は世の中にはもう存在しないと思った方がいいです。この危うさを感じてるからこそ私はジョブホッパーなのかもしれません。
かなりシビアな話で、私が定期的にお勧めしている経理系も簿記を持っているだけでは受かることは難しく、大概実務経験者を募集してますし、安定しているので空きが少ない。ひと昔前に流行った医療事務も同様で、当時1年かけて学校に通った友人は結局薄給だったこともありすぐ退職していました😭(今あの子は…何をしてるんだろうか…)

そんなわけで、「資格」を最初の目的に持ってくるというよりは

 ①この仕事に就けたらっょぃ を探す(決める)
 ②①の仕事に就くための経験をどう積むか(XXアシスタント等)
 ③②の仕事に就くための最低限のスキルを身に着ける(
 ④③の経験積みつつ①に向けた土台を固めるために資格取得

…というルートが良いかと思います🙏

例)経理の場合

 ①経理(の中でも管理会計が分かる人を目指す)
 ②経理アシスタント(入力補助等色々ある)
 ③②へ就くためにExcel勉強頑張る(関数やピボットテーブル、マクロ(VBA)までいけたら更に強い)
 ④②の仕事ゲットできたら実務をベースに簿記勉強して①を目指す

が個人的にベターかと🤔

上記は飽くまで一例にすぎませんが、専門的な知識を実務に沿って身に着けていくのは必ずプラスに動くと思います🙏 なぜなら目的に沿った資格取得なので、ちゃんと実務に基づいた知識になるし、その経験や考え方そのものはジャンルが異なっても活かせるロジックだからです。私は勉強超絶苦手ですが、苦手だからこそ言える。勉強頑張れるというか、目的のために勉強する人は強いしどんな業界でも生きていける。勉強を頑張れる人は強い。但し「勉強すること」そのものが目的になるのは絶対にNG。目的と手段が入れ替わってはダメだっていうアレです。

簿記はかなり良くできてる資格なので、近年の「よ~~~しふるいにかけて合格率下げてやるぜ!!!」って傾向を無視すれば世の中における会計の基礎を学ぶのはとても良い機会だと思っています。ちなみに私が一時期ハマってたのはふくしままさゆき先生のYoutubeで、厳しいことも言ってくるけど本質なので「あ~~~~わかる~~~」って感じ。
資格取得ってなんだろうと立ち返らせてくれた動画です。目的というか本質を理解せず丸暗記になるような勉強は、こと「仕事として活用」するための資格としては本末転倒だよな~と、簿記の面白さも含めて進めてくれるから個人的にめっちゃ理解しやすかったです。それでいて点数取るためのTipsも入れてくれるの良き…

さてさて、以下は余談でだらだら書いてるのでお酒でも飲みつつ読める人推奨。

私が経理系をお勧めしているのは「深いところまで理解できれば会社の仕組みそのものが分かるから」という点、尚且つ母体は世界標準が決まっているのでかなり有効な方だと思っている点が理由となります。
…が、上に挙げた通り長年続けられる仕事なので中々上がどいてくれません~~正社員狙えるかは状況次第!現状Excelのレベルが高い人はかなり重宝されています―――…って前は書いてたんですが、Excel”だけ”の寿命ってあと5年も持たないのでは?って気がしてきました。これはまた機会があれば詳しく話します。
※現状はExcelマストな企業が多いので必要には必要。
ソフトウェア業界は大きく動いているので、Excelも仕様が大きく変わるかも…?という点や、AIに仕事が取られるのでは…という懸念点で、ただ単に入力作業をするだけのワーカーではなく、ちゃんと管理できるレベルまで持って行く必要があります。(そこまで行ったらそれこそ食いっぱぐれないな~~~~と。)

というわけで、今後絶対的に変わる部分があることを理解して、変化を恐れないようにしつつ、まずは直近3~5年くらいを念頭に考え、その後の展開はざっくり決めておく。その心づもりがあれば万が一「これはいけると思ったのに~!」と思った資格や職種が近い将来AIに取られても、目標のために動いた&勉強した経験は次の何かに活かせる自信にもなるかと💪

まとまりなくすみません~~~あくまで個人の考えなのでご参考までに~!


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