こんにちは。農業経営サポーターの小川隆宏です。農業は儲からない、儲からないと世間ではよく言われます。確かになかなか儲かるビジネスではないのですが、その課題に一つとひて設備投資が挙げられます。

特に露地農業では季節に合わせて農作業をします。収穫時期は年間数日間しかないのに、そのために非常に高額な設備が必要であったりします。例えば、稲作では稲刈りの時期は地域にもよりますが9月過ぎ頃で、その時期にコンバインを数日間使用します。

コンバインを使用することで、刈取り、籾の脱穀、わらの処理などの作業をやってくれますので非常に便利で効率的なのですが、コンバインの稼働時間は年間通じてみてみると数日しか稼働していない、、ということになります。コンバインは各メーカーからいろいろ出していますので一概にはいえませんが、おおよそ価格は200～700万円くらいになります。

このように中小規模の農家にとって設備金額は年間稼働率から考えると、経営上、なかなか厳しいものであるといわざるをえない、、と思います。

一般の工場のように設備投資額が多少高額であっても、日々、24時間稼働している設備であればいいのですが、農業の場合、季節ごとに行う作業が違っており稼働率の低い設備を多数必要となるので、経営を圧迫する原因になります。

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