20190704タイトル

2019参院選・情勢報道の読み方

情勢報道

国政選挙の際、新聞各社は世論調査や取材によって各候補者の当選可能性をさぐります。結果は「優勢」「接戦」「苦戦」などといった情勢表現をもちいて報じられるのが慣例となっています。

そうした各社の報道をまとめて見ることによって、各候補者がどのように報じられているのかを概観することができます。これは、選挙運動の際に特に力を入れるべき「接戦区」を知る手がかりになります。また、当落線上にいる候補者を狙って投票することで、選挙結果を変えることができるかもしれません。

武器としての世論調査』でも、第九章で情勢報道の読み方を説明してきました。今回の参院選で、その読み方を実践していきたいと思います。

格付けと配色

過去の情勢報道と選挙結果をもとにして、情勢報道をこのように分類し、格付けを行いました。なお、今回から微妙に配色を変更しています。

このような表になった経緯については、『武器としての世論調査』第九章の「情勢報道の読み方」で触れています。また、本の表3-6(新書版はp.218)に、100個以上の情勢表現を同様に格付けしたものを収録しています。

一例として、24回参院選(2016年)の東京都選挙区における、2016年7月8日の朝日新聞の報道(蓮舫氏・中川氏 引き離す)をリスト化してみましょう。

タイトルの「蓮舫氏・中川氏 引き離す」と本文の「民進現職の蓮舫氏と自民現職の中川雅治氏が他候補を引き離している」は同一の表現のため、まとめて「引き離す」としました。微妙に表現が食い違っている場合は、タイトルを括弧で併記する予定です。

先頭に表記した番号は、順位です。これはほぼ、記事の名前順に相当します。ただし、ごく稀に「A氏が先行し、B氏が追う」や「先行するA氏をB氏が追う」と書くところを「B氏がA氏を追う」としているような表現が見られます。この場合、A氏の形勢が良いことが文法上明確であるため、A氏を「1」、B氏を「2.追う」と表記します。

リストはこのように構成します。例として神奈川県選挙区を挙げることにします。

共同通信の欄では、5位の浅賀氏が4位の松沢氏の上に来ています。これは、毎日新聞と朝日新聞で浅賀氏が4位となっているためです。このように各候補者の並び順は、総合的に各社の情勢が良い順としています。

また、政党名の表記は次のようにしています。

刻々と変化する情勢を、いっしょに追いかけていきましょう!

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三春充希(はる) ⭐みらい選挙プロジェクト

社会を変革する手段としての正確な政治情勢分析を、誰からも独立して探求しています。著書に『武器としての世論調査――社会をとらえ、未来を変える』(ちくま新書)。自由にフォローしてください。Twitter: https://twitter.com/miraisyakai

情勢報道

コメント1件

実際の得票では8番目だった横粂勝仁さんが、報道ではノーマークだったんですね。
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