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英国風ガーデニング実践中笑

英国風ガーデニングと言うと、バラの小道とか、小さな小花がたくさん咲くメドーとか、きっとおしゃれなイングリッシュガーデンのイメージがあるのではないでしょうか。

実際にイギリスや、隣国アイルランドに3年半住んでみてその間にたくさんの庭園を巡ってみてよくわかったのは、イングリッシュガーデンと言うのはとても発想が自由だと言うことでした。

きのこをテーマにしたお庭もあれば、アジアテイストを取り込んだガーデンもあります。
私がぜひ行きたいと思っていたのは、シシング・ハーストという有名なお城にあるホワイトガーデンです。
免許証は持っていたものの、車を持っていなかったのでここには行きそびれてしまっていました。

イギリスのガーデニングについてはまた別のどこかで書ければと思っています。

最近はずっとBBCのGardeners Worldという名前の、或いはMonty Don’s Real Gardeningという番組を見ています。
ガーデニング大国のイギリスならではの、ガーデニングを愛するすべての方のためのとても教養あふれる番組です。大変勉強になります。

日本の例えばNHKの趣味の園芸などは教科書通りのことを教えてくれます。日本の園芸のほとんどのハウツー本も、基本的には教科書のようなことを教えてくれます。
それと比べて英国のガーデニング番組では、教科書通りの事柄だけではなくガーデニングを通してどのように人生を豊かにできるか、あるいはどのように地域社会に貢献できるか、地球環境にどのように配慮できるかと言う点も学ぶことができます。

例えばガーデニング御用達の、ガーデニング支柱というものがあります。使ったことがないと言うガーデナーの方はほとんどいらっしゃらないのではないでしょうか。
この棒は、外側は塩化ビニールでしょうか、内側には金属が入っていますね。
これを放置してしまった場合、100年たっても土の中には帰る事はありません。
ネットやマルチシートも同じこと、ビニールですから当然土の中に何年も残ります。ミミズや微生物はこういった物質を食べて分解することができません。

それでBBCの番組で教えてくれたのは、こういった支柱の代わりに枯れ木や枝を支柱の代わりに利用する方法です。マメ類はこういった枝に絡みつきやすいそうです。また、シーズンが過ぎたら畑の土にポイっと投げ入れれば、いつかかわいいミミズたちが分解してくれます。

なるほど!と思い早速実践してみます。川辺で適当な枯れ木を拾ってきました。枯れ枝を差し込んだだけですと、風にあおられた時倒れやすいので、別の棒にも縄でくくりつけて倒れるのを防ぎます。

そうしたところ見事にスナップえんどうが絡みついてくれました!きゅうりなどの重みがあるものは難しいかもしれませんがマメ類ならいけそうです。

これからどのようになるか引き続き様子を見ていきたいと思います。

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