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柚子とセラピスト

大学生である私たちは、今はまだ健康体なので、将来体が衰えてきて病気を発症したり、体の様々なところに支障をきたして、思うように動けなくなることがあまり想像ができない。

また、友人関係や仕事や学校など私たちを取り巻く環境によるストレスは、年齢に関係なく感じるものである。にもかかわらず、多くの人がストレスに気づくことができずにそのままに放置している。結果小さなストレスや不調が積み重なり、大きな病気や体の不調に繋がってしまう。

そのようなことを防ぐために、病気になる前に防ぐ「未病」を意識することが大切であります。これは0次予防ともいいます。

この「未病」を広める活動を精力的に行っているのが今回取材させていただいた、セラピストの岡山栄子さん。奇跡の果実、実生柚子のオイルを使ったアロマセラピーを行っている。実生柚子の良さ、未病とは具体的に何をするのか、を紹介していきたいと思う。

未病は自分では気が付かない発病には至らないものの軽い不調がある、という状態のときに、異常を見つけて病気を予防する、という考え方であり、岡山さんもおっしゃっていたように「自分は大丈夫!と思ってバリバリ仕事をしている人こそが病気に気づきにくい」のである。そのため、日常生活でも今日は体が冷えているからお風呂に柚子を入れよう、生姜たっぷりのスープを飲もう!など自分自身の体を自分でケアしてあげることが大切である。

それに加えて知識を持った専門のセラピストの定期的なセラピーを受けることで自分の症状を知り、改善の手助けをしてくれる。

セラピーの種類も最近ではアロマセラピーだけではなく、種類も豊富である。
例えばフランス発の新しいセラピーであるジェモセラピーがその一つだ。植物の成長の元である、蕾や新芽に含まれる植物幹細胞の成分を自然な状態で一滴一滴丁寧に抽出。その成分とエネルギーを手軽にとれるようにして、エッセンスを水で希釈して飲むことで植物の恵み、すなわち、植物のエネルギーをいただきます。シンプルでナチュラルなハーブ療法のため、お年寄りや赤ちゃん、さらにはペットまで利用することができる。また、温泉セラピーは、温泉に含まれる化学成分によって種類が異なるので自然と効能も変わるが、ほとんどの温泉にストレス解消や冷え性、腰痛、関節痛などを改善する作用があるが、中には肝臓病や貧血、火傷などの改善に大きく役立つものも。また、入浴だけでなく、お湯や症状によっては飲んで効くものもあるのです。また、お湯の温度や入浴する時間も大きく関係してくる

ストレス解消や筋肉痛の治癒が目的ならぬるめにして長めに浸かるなど、改善したい部分に合わせて入浴方法を変えることでより健康的な体に近づくことができるのでオススメです。もちろん、体を温めることで新陳代謝が高まり、ダイエットや美肌作りに役立つという効果もある。

 また、このほかにもカラーセラピー、メイクセラピー、モーツァルトセラピー、森林セラピー、フラワーセラピーなど数え切れないほどである。

セラピーを受ける理由は様々である。例えば、疲れた体を癒したい、セラピストに単に話を聞いてほしい、健康に良さそうだから、体の毒素を抜きたいなど色々な理由があるが、どのような理由であっても定期的にセラピーを受けることによって生体エネルギー維持向上につながるため、なにかしらのセラピーを受けることは、人間の体にとって有益であるといえる。

上の図でもわかるように月一のセラピーを受けるのと、週一でセラピーを受けるのとでは、効果は明瞭である。

色々なセラピーがある中で岡山さんは実生柚子のオイルなどを使ったアロマセラピーをして、多くのの人の心身の健康に携わっている。

そもそも実生柚子とはなにか、
実生柚子とは接ぎ木で育てた通常の柚子とは違い、100%純正な柚子の遺伝子が作り出した野生の柚子、種から育つので収穫まで18年もかかります。その上に山の奥の奥でひっそりと育つことと、とても手入れの必要な果実であること、高齢化も進んだことから、跡を継いでくれる人が少ないのが現状だそうです。その状況を変えたい、と岡山さんは実生柚子をセラピーや講演会などで広めたりさらに海外で実生柚子を有名にする活動をすることで、逆輸入のように、日本で広まることを期待し、異国の地に足を運んで少しでも多くの人に知ってほしい、とその活動を続けている。
地元の素晴らしい果物を守ると同時に地域活性化を叶えたのである。

 今回の取材で私の知らなかった実生柚子の良さや、素晴らしさを知ることができてとてもよかった。実生柚子を絶滅させないための活動や、未病で多くの人に携わり健康にしている岡山さんの姿、行動力に感動しました。いろいろなセラピーがあるので、疲れを感じた時や、定期的に自分に合ったセラピーを受けたいと思いました。セラピストとはとても素敵な職業であると改めて思いました。

「清水佐有子」

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