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Midjourney: 佐藤史生の「塵の天使」

Midjourneyで、言葉だけで自分のイメージをイラストにしようとしていると、佐藤史生の漫画「天使の繭」を思い出します。

p.s. たまたま今日、旦那が「打天楽」のキンドル版を買って、見せてくれたのですが例の話は「天使の繭」じゃなかったよ;;

複合船シリーズの「塵の天使」どした;;
読者レビューでわかったよ;;

「塵の天使」も同じ複合船の世界観の中の1話だが、それぞれの男の理想の存在として姿を変えていく宇宙生物の変化によって、宇宙生物を理想の存在に育て上げた老人と、そのあとを引き継いだ男の理想とはなんだったのかが、見事に描かれている。

こちらはもっと詳しい。

SF名文句・迷文句第64集

ぼくの愛するものは もはや他人には区別がつかないほど ぼくとそっくりになりぼくと同じ顔 同じ声で ぼくに愛を語るのだから

青年が一目惚れした少女を追うとそこは老人が星々から集めた商品を扱う店。そこで青年は老人に惑星グリスタンに産する「塵の天使」の話を聞く。塵の天使は一種のテレパシー生物。何年もの間、心からイメージを与え続けることでイメージ通りの美しい芸術作品に成長する。
 少女はその老人の孫娘。少女を手放そうとしない老人と争いになり、青年は老人を階段から落として死なせてしまう。正当防衛を認められ、青年は少女を連れて長い新婚旅行に出る。そして青年は少女が次第に青年の好みのままに姿を変えていくことに気づく。彼女こそが塵の天使、老人の芸術作品だったのだ。

うろ覚えですが(うちの本の腐海をあさればきっと出てくるはずOrz)、宇宙を船が行き交う時代、青年が骨董屋を営む老人の美しい孫娘に恋に落ち、駆け落ちをするという話だったと思います。
その骨董屋に天使の繭の抜け殻があったのですが、天使の繭は自分の思念で削り上げ自分の理想の形を生み出すことができるという伝説の繭です。

二人の付き合いに猛反対し妨害した老人は亡くなり、二人は青春を謳歌するのですが、長い髪でしとやかで大人しかった娘はだんだん、髪も短くなり、活発な女の子となり、しまいには主人公と瓜二つ、双子のような外見、性格になります。
そして主人公は悟るのです。
彼女こそが、長く寂しい航海の間に老人が天使の繭から作り上げた理想の女性だったことを。
そして自分が知らず知らずの間に、作り変えてしまったことに。自分が一番愛する自分の形に。

先日、旦那の古いキンドルタブレットに「ワン・ゼロ」を入れてもらって、久しぶりに読み返していました。
結婚した旦那が持っていた「ワン・ゼロ」で佐藤史生にはまり、ほぼ全作品を持っているはずです。
萩尾望都展に行き、萩尾望都の「一度きりの大泉の話」を読んで、24年組とのつながりや訃報を知ったのでした。

Midjourneyも天使の繭なんだ。(いや塵の天使だった...)。
こつこつ雑念なく自分のイマジネーションで育て上げるんだ!

Angel's cocoon. in the long and lonely spaceship journey,an old man with his imagination carves a rock into an ideal living fairy girl.

ちょっと昆虫ぽくなってまった...。老人とスペースシップはどこいった?

宇宙船と天使は放棄。

in long lonliness,an old man carves a magical cocoon with his imagination into an ideal fairy girl.

左下でバリエーション

右上をアップスケール。

う、フェアリーで昆虫イメージになってまうのか...。

フェアリーを抜いてやり直し。

in long lonliness,an old man carves a magical cocoon with his imagination into an ideal beautiful girl.

さっきの繭孵化器みたいなイメージ好きだったのにな。

右上でバリエーション。

ちょいと行き過ぎた?

元の画像をアップスケール。

なかなかイマジネーションを形にするのは大変ですね;;

毎日楽しく遊んでいますが、後どのくらい遊べるか心配になってきました。

/infoで残り時間が出るというので試してみたら、あなたの情報がわかります、というお答えが。

 /info ?

と入れると情報が出てきました。まだ160分、80%残っているようです。




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