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言霊少女を終えた、いちリスナーの思い出

まぁ厳密にはこの記事公開時点ではまだ最終選考がすべて終わる前のはずなので、終わってないんですけど。リスナー的にはできること終わってるからね。

改めまして、想間ミレイと申します。
言霊少女 非公式wiki を作ったり、その前は バーチャル蠱毒 非公式wiki を作ったりした者です。
今回は「言霊少女 非公式wiki 管理人」としてではなく、いちリスナーとして思い出をつらつらと書き連ねてみようと思います。わたしの中では公私を切り分けるような感じで別物なんだ。

前提として……

過去にSHOWROOMで行われた、特に以下の3つのバーチャルオーディションと関連付けて話しているところがあります。それぞれこの時期にこんなオーディションがあったとざっくり認識しておいたほうが話がわかりやすいかも。

蠱毒:最強バーチャルタレントオーディション極
2018年 11〜12月(公式転生:2019年3月)

ぜろぷろ:ZERO Project 第3回魂オーディション
2019年 4〜5月(公式転生:2019年 7月)

言霊少女:「言霊少女プロジェクト」公式
2019年 8〜9月

「言霊少女は食指が動かない」と言っていたスタートダッシュ期間前

このnoteを読んでくれるような酔狂なフォロワーさんならきっと、わたしに対して「バーチャルオーディションがあると非公式wikiを作る人」みたいな認識をしているんじゃないかと思います。うん、あながち間違ってない。間違ってはないんだけど、わたしとて無差別にバーチャルオーディションを追いかけてる訳ではないんですよ!

そもそもわたしが蠱毒のwikiを作ったのは、当時は参加者のツイッターアカウントまで含めてすべて削除すると言われていて、SHOWROOMにはアーカイブ機能がないから配信の記録は残らず、オーディション参加者の個人転生や公式転生なんて前例がなくて誰も想像していなかったような頃。「バーチャル蠱毒」とTwitterで話題になりながら、どこにも記録が残らないで忘れ去られるのを避けるためでした。(この辺りは『バーチャル蠱毒 非公式wikiを作った話』で詳しく話しています)

こちらがスタートダッシュ期間が始まる前日のわたしのツイート。先見の明の無さに笑ってしまいそうだけど、この時こんなこと言っているのにも一応理由があって。

蠱毒の時は、バーチャルな魂が生きるか死ぬかの狭間でいくつものドラマが生まれた。その記憶が消え去らないよう記録を残す必要があった。

しかし、蠱毒の公式転生と個人転生という前例によって、存在が消滅するオーディションという感覚は薄れ、ぜろぷろの時にはそこまで悲壮なオーディションという空気感はなくなっていた。とわたしは感じていて。

なので、言霊少女も規模が大きくてタイムラインを賑わせてはいるものの、別に生きるか死ぬかの狭間でエモーショナルが生まれるとも思えず、蠱毒のリスナーがまた楽しそうに新しい推しを探してるなーと遠巻きに眺めていたわけです。

『言霊少女 非公式wiki』を作るきっかけ

実は、一番最初に非公式wikiを作ろうと考えていたのはわたしではなく、とりえ さんでした。下の画像はわたしととりえさんが所属しているバーチャルコミュニティ VNOS のslackでの様子。(VNOSって何?って方は こちらのnote を)

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とまぁこんな具合で、とりえさんがスタダ期間の早々にメア様に入れ込んで、ラップ用のトラックを作曲してるのをなんとなく眺めてたら、急にwiki作りたいって言われてビックリしたのでした。
上の画像にも書いてるけど、61人の時点で管理しきれないくらいなのに600人規模のwikiとか作れる気がしてなかったし、よっぽど熱量なきゃムリですよ?というお話をして。

しかしながらその一方で、仲のいいとりえさんがここまでハマるってことは言霊少女はなにかあるのかもしれないな、と感じて徐々にいろんなルームを回り始めました。

みぃむ さんのTwitterのラップが上手で見に行ったり、 つぐみちゃん の配信初日のカオス配信に遭遇したり、ソウルケーション したり。
主に蠱毒時代からの相互フォロワーがTLでお互い発見したオススメな人を紹介してて、徐々にわたしも言霊少女という催しに興味を持っていきます。

そしてついに8月26日深夜、言霊少女を通じて推すことになる にぃさん のルームに辿り着くのでした。
好きになった理由はいくつもあって、話が面白いとかインターネット老人会ネタに強いとかコメントを拾うのが早いとか声が綺麗とか歌が清楚とか色々あって書ききれないからここでは割愛。みんな一回配信に来ればわかるよ。

さて、言霊少女での推しと出会ったこの時、わたしは蠱毒とぜろぷろを振り返ったうえで一つの決意をします。

蠱毒の時は非公式wikiを立ち上げた際、徹底的に中立であることを心に決め、誰の配信にも一切星もギフトも投げないというスタンスを貫きました。それは当時の蠱毒は魂の生き死にがかかった勝負であり、その記録をする場の管理者に特定の推しがいては他の陣営のひとは書き込むのに抵抗があると思ったから。
wikiのとあるページ に興味を惹かれて密かに応援していた人はいたのですが、残念ながら最終審査までは進みませんでした。

一方で、やはり特定の推しがいないというのは寂しいもので、中立の立場からそれぞれのリスナーが書き残す思いのこもった記録を見ていくうちに、今度はいちリスナーとして誰かを応援したいという気持ちになってきます。

そんな時ちょうどよく始まったぜろぷろでは、いちリスナーとして推しを応援しようと思い、wikiを作ることはせず配信を見に行って応援しました。
しかし、最終審査に惜しくも届かず、転生オーディションでも2位の目標に届きませんでした。

この2つの経験からくる心残り、それは「わたしの持てるフォロワー数・拡散力を最大限活かした上で、全力で推しを応援したら勝たせられるんじゃないか」という心残り。
ぜろぷろの時の○万ポイント差をわたしの財布では埋められないけど、わたしが最初から布教ツイートしまくってRTしまくってたらそれくらい星を投げる人を集められたんじゃないか、という後悔。

そんなの思い上がりもいいところだとは分かっているけれど、でもぜろぷろのときはいつの間にかわたしのフォロワーが熱心に応援してたりしたんだ。あの人たちがもっと早く魅力に気づいて来てくれてたら……と考えずにはいられなかった。(今ではその人も配信者を続けることが決まって、後悔はなくなったけれど)

そんなとてもとても個人的な、独りよがりな思いから、言霊少女ではwikiも作るし、推しを全力で応援もする、出来ることはなんだってする。と決めました。(もちろん、wikiの管理人としての自分と、推しを応援する自分はしっかり分けて行動する前提で)

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(わたしが「wiki作るぞ!」ってなったタイミングで、言い出しっぺのとりえさんはすでに作業量の多さを見越して断念していた。最終的に一人で作ったよ!)

あ、でもここでぶっちゃけて言うと、wiki作んなきゃって思った理由の一つはにぃさんの配信まとめがとてもじゃないけど140字に入り切らない面白さだから布教のために使ってもらおうってのはあった。だってこのワンダさんの補足ツイートのリプの量見てよ、いちいちTwitterで補足するの大変でしょ???

予選期間スタート

そんなわけで徹夜してスタダ最終日に間に合うように言霊wikiを立て、いよいよ推し活に集中しはじめた予選期間がスタートしたのでした。
が、文字数も多くなるしwikiに大体書いてあるので印象に残ったとこだけ残してあとはカットだ!

まずはやっぱりVRoid Studio作業配信の日。
まずOBSがないから作業画面を見せられないのに作業配信ってなんだ?とか、真面目に作る気ある???ってクオリティとか、ほんと芸人魂がすごいんだよなぁ。
ここで「わたしのほうが上手く出来る気しかしない」と試しにVRoid Studioをダウンロードしたことで予選最終日に超美麗にぃさんがお披露目できたのでかなりターニングポイントだった気がする。

そしてやっぱりにぃさんといえばハイポーション
作ってるときのいちいち味見をしてリアクションを取るのが面白すぎて、動画のないラジオ配信なのにお笑い番組のリアクション芸を見てるかのようだった。
一人だけお笑いオーディション受けてない???

この期間、毎日毎日楽しい配信をしてくれてとっても楽しかった思い出ばかりなんだけど。正直この当時は勝てる気がそんなにしてなかった。
最終日前に3位と約20万ポイント差があって、もし鬼タイテで追いついても最後の5分の有料ギフト勝負は不利なんじゃないかなと思ってた。
そう、この時までは……

予選 最終日20時間配信

逆転をかけた鬼タイテと決意表明を前に、前述の通りあんまり勝てる気がしてなかったわたしは、前日うっかり夜まで寝過ごしたのもあって0時から20時まで全配信で星投げカウントすることを決意。がんばった。

みんなでマッドマックスでテンションを狂わせ、早朝〜朝枠では配信を聞きながらひたすらVRoid Studioで3Dモデルを作成。
その甲斐あって10時前にはモデルが完成し、にぃさんに受け渡ししてSHOWROOM Vの使い方も説明し、12時枠からついにお披露目。

めっっっっちゃ可愛いし、みんなからの評判も良くて、頑張った甲斐がありました。

予選 最後の5分間

そんなこんなで予選あと2時間の時点で3位に浮上したものの、4位との差は1〜2万ポイントくらいのまま最終枠ラスト1時間へ。ラスト15分くらいには4位のルームに数千ポイント差くらいまで追い上げられて、どうなることかとヒヤヒヤしながら、ただただハートを連打してたんだけど……

(wikiより)
全ての時間が終了し、綺麗に焦土と化した戦場で空を仰いでいると「暫定一位」という報告が愚民達の耳に届く。
三位を維持するための戦いだったはずだった。
昨日までは三位に上がれるかどうかもわからない状態だった。
そして終了の時間を迎えて、暫定とはいえ一位で終了した。
後日、日刊ランキングにおいてミュージック枠1位、総合でも3位という記録を残していた事が発覚する。この日投げられたポイントは76万であった。

どうしてこうなった……?
間違いなくこのとき、にぃさんのルームが言霊少女で一番面白いお祭り騒ぎをしてたと思う。祭りの中心にわたしたちは居た。声を出して笑った。ただただ最っ高だった。

決勝期間

決勝は配信3時間制限もあって、あんまり配信自体で印象深いことは……
飯テロ配信とかめっちゃ楽しかったね。普通に雑談配信してたはずなのに、こんな漫才みたいなコメントのやり取りで爆笑もしたね。

正直なところ、配信自体よりも3時間6枠制限の中でタイムテーブルを作るお手伝いをしたことのほうが印象深かったりする。
いちリスナーとしてはあんまり出しゃばるのもな、って思ってたんだけど。にぃさんの決勝への本気の意気込みを感じたので応援しなきゃと思って、何人かとああでもないこうでもないとタイムテーブル組んで渡したのは役に立てた感じがした。

余談なんだけど、ぜろぷろの時のわたしの推しを一緒に応援してたリスナーで、推しのタイムテーブル組んだりツイート拡散したりをマネージャーのごとく手伝ってた某リスナーさんの姿が思い浮かんで、わたしが今回はあの役割で支援する番かなって勝手に思ってた。

決勝最後の1時間は、3位と4位に大差をつけて3位の人が配信していなかったこともあってわりとあっさり終わって本当にホッとした。自分らが予選最後の5分で起こした地獄が生まれない保証はないって、多分みんなヒヤヒヤしてたよね。

決勝も終わり、最終審査に推しを送り出すいま。

最初の方に書いたとおり、今回の言霊少女は推しに勝ってもらいたくて、自分にできる全力を持って応援したわけです。
もちろん、決勝を勝ち進んで最終審査に出れるのは配信者であるにぃさんの頑張りと実力であり、私と一緒に応援したリスナーみんな応援があってのことだから、わたし個人の影響力がどこまであったかなんてことはわからない。
ただ、「わたしに出来ることはやり切ったな」という満足感というか達成感が心地よかった。推しを最終審査に送り出すという目標が達成できて本当に良かった。
わたしにできることはここまでだけど、あとはにぃさんを信じて待ちます。

にぃさんへ
きっと最終審査前になってあれこれ考えて不安になったりもするでしょうけど、わたしは貴女がただただ楽しそうに配信をしている姿が一番魅力的だと思っています。どうか楽しんできて。
わたしは配信で話してくれたことを少し聞いただけだけど、にぃさんの仕事への姿勢はすごく真摯だと思うし。今まで積み上げてきた努力も全く知らないけど、朗読や歌を聞いていればなんとなく感じられるから。自分を信じて出し切ってくれば大丈夫だよ!ファイト!

というわけで、信じて送り出すことしかできないこの心境は過去2回のバーチャルオーディションでは得られなかったもので。なんとなく感慨深く噛み締めながらも、ただただ良い結果を祈る今日この頃なのでした。

最後に宣伝

さて、今回はいちリスナーとしての思い出の振り返りnoteとなりましたが、非公式wiki管理人としての言霊少女の振り返り、さらにはぜろぷろや蠱毒との比較考察をまとめて『言霊少女 非公式wikiを作った話』として SHOWROOMバーチャル配信者関連即売会「HappyVirtualRoom」 にて頒布するつもりです。
2020年2月23日(日)と先の話にはなりますが、もしよろしければサークル「ミレイちゃんねる」までお越しくださいませ。
(要望があれば、有料noteなどで即売会これない方にも読んでもらえるようにする予定です!)


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