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iOFTの季節に思うこと

いやはや、今年のiOFTまであと2週間を切りました。
やっぱり、iOFTは自分のなかで特別な存在。なぜなら、私が初めて書いた眼鏡の記事は、2006年のiOFTレポートだったからです。
(当時の写真が見つからず、サムネイルは2016年で失礼……)

今後のための ”見学” のはずが……

iOFTとは、毎年東京ビックサイトにて行なわれている眼鏡の国際展示会。国内はもちろん世界からも眼鏡メーカー、ブランドが一堂に会し新作を発表します。それゆえ、眼鏡好きの私にとっては憧れの場所だったわけです。

初めてiOFTへ行ったのは2006年。ライターとして独立したのがその約半年前だから、当時はまさに“駆け出し”。もちろん取材の依頼なんて来ていないし、無名のライターが個人的に取材のアポイントなんて取れるわけもなく。一応ライターとしての仕事はしていたので「プレス」として受け付けできたけれど、じつのところこの年のiOFTは「今後の参考に」と見学がてら訪れただけだったのでした。

眼鏡の展示会なんて初めての経験だったから、それはもう舞い上がるわけです。雑誌で見ていた海外のデザイナーさんを見つけて興奮したり、さらには某モノ雑誌を抱えて取材をしていた編集者さんを見つけるなり「私、眼鏡が好きなライターです!」と、突然挨拶をしてみたり……。若気の至りというやつですね。でも、じつは冒頭で触れた初めての眼鏡記事を依頼してくれたのはその編集者さんだったので、あのとき声を掛けていなかったら今の私はいなかったのかもしれません。

たくさんの出会いがあって、今がある

その年のiOFTでは、眼鏡好きの友人の紹介もあってたくさんの眼鏡屋さんとも知り合いになることができました。名刺を交換して、その後マイミク申請(懐)して。当時は自分の好きなブランド以外のことはまだあまり知らなかったから、原稿を書くときにはmixiを通じて助けてもらったりもしていたんです。わからないこと、たくさん教えてもらいました。デザイナーさんを紹介してもらったり、海外の展示会でアテンドしてもらったこともありました。あぁ、もらってばかり……。

だから今でも、「眼鏡ライターになった」というよりは、「皆さんに、眼鏡ライターにしていただいた」という気持ちが強いんです。今でもそう。たくさんの方たちに支えられ、これまで約15年間眼鏡ライターでいることができています。とくに、まだ右も左もわからない、“眼鏡好き”ってだけのライターに当時から親切にしてくださった皆さまには、もう本当に感謝しかありません。ありがとうございます。

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しかも、そんな憧れの場だったiOFTで、今では日本メガネ大賞(以前は、アイウェア・オブ・ザ・イヤー)の審査委員までさせていただき……。最初にオファーがあったときは、夢かと思いましたよ。ほんとに。

……なんて、急に思い出話なんかしちゃいましたが。何が言いたかったかというと、やっぱりiOFTは自分にとって”眼鏡ライターとしての原点”だなということ。毎年会場へ行くたびに、「すべてはここから始まったのだ」と気持ちを新たにするのです。

そしてやっぱり、各メーカーやブランドの皆さん、全国の眼鏡店さんにお会いできる貴重な場であることも変わりありません。というわけで、今年も業界の皆さまにお会いできるのを楽しみにしています!

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