Miroc Kodachi

VRサービスのスタートアップででUI/UXをやっています。キャラクターマーケティングは…

Miroc Kodachi

VRサービスのスタートアップででUI/UXをやっています。キャラクターマーケティングはライフワーク。ネットで古文書を読むのが趣味。

マガジン

  • Spacely Days

    • 24本

    スペースリーのカルチャーを垣間見ることができるマガジンです!

  • UXデザイナーが本気でキャラクターマーケティングしてみた

    UXデザイナーがUXのスキルと知見を生かしてキャラクターマーケテングを行っていく上の備忘録です。 実際にはデザインやマーケティングの話も入るので、ざっくり読んでもらえると是幸い。

  • スタートアップの1人目デザイナーのひとりごと

  • ただ好きなだけ

    小太刀御禄が「ただ好きなもの」を語っていくマガジン

最近の記事

泉石とコーヒーの話

このnoteは2019年に小太刀御禄が調べてFacebookのノートに記載していたものを移植したものです。

    • 非公認ご当地キャラ、郷土カルタになる

      「古河の良いところを伝えるんだ」と、郷土愛を詰め込んで2014年にはじめたこがにゃんこ。 後ろ盾なんてない、個人運営、無所属な非公認ご当地キャラというやつです。 そんなご当地キャラクターがこの度古河の郷土カルタとなりました。 監修で制作元のまくらがDMCさんが市長に表敬訪問をしてくださいました。非公認キャラ、表敬訪問にいく!(デザインだけど) 旧古河市民にとって郷土カルタというのは特別なものです。 以前は「ふるさとかるた許我」(通称:古河カルタ)が小学校の授業で取り入れられ

      • ただのデザイナーが数十万かけて古河藩重臣・藤懸家の蔵から出てきた古文書を取得した話

        歴史好きだからって数十万かけて古文書を取得するであろうか。我ながら酔狂だと思います。 というわけで藤懸静也旧蔵からでた古文書たちを手に入れました。 藤懸家は古河藩の重臣であり、藤懸静也は日本美術史学者なのですが母方曾祖父が鷹見泉石という関係性です。 この中には鷹見十郎左衛門(鷹見泉石)からの書状も入ってるそうです。 素人が知識なく扱うのは怖いので、まずは役所と歴博に連絡してみます。 数十万で買っちゃった…数年前から売りに出ていた古河藩の重臣であった藤懸家の古文書たち。 推

        • キャラクターデザインが決まるまで情報を摂取し続ける話

          私は普段「茨城県古河市非公認ご当地キャラクターこがにゃんこ」を企画運営をしています。 本業はwebサービスのUI/UXデザイナーしています。 キャラクターをデザインするにあたりいくつか考えていることやステップがあるので文章化をしておこうと思います。 歴史をモデルにキャラクターをつくるということ私がデザインを行っている「こがにゃんこ」は歴史をベースにしています。しかしあくまでも創作物です。 史実と脚色とifのバランスを常に考えています。 影響を受けたものは学生時代に熱狂し

        泉石とコーヒーの話

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          1本
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          4本
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          4本

        記事

          敵は本能寺にあり!リモート社内デモを実施せよ

          時は2021年。新型コロナが人類を襲い、IT武士の多くはリモート勤務となっていた。 人々は戸惑いながらも通勤から解放されたことに喜んだことだろう。 私もそんな一人だ。 しかし、会えないからこそ起きる不都合もある。 戦が...戦が行えないのである....そうフィードバックをぶつけ合う戦場、社内デモ(通称:Demo Day)が行えないのだ。 勝鬨をあげよ、リモートデモをするのだ私は現在、VRクラウドソフトを提供するスペースリーで働いている。 Visonは「“360度VR”で場所

          敵は本能寺にあり!リモート社内デモを実施せよ

          御道印で道を楽しもう

          御道印のデザイン、だいぶいい感じになりました🙌 ラフで作っていたこれが.... こうなりました! コンセプトは「道でつなぎ、道を楽しむ」 基本は印刷物の提供を考えているけど、御道印は直筆での再現もできるように考えています。 というわけで考えていることをしたためてみます。 道って何だろう私はかつての日光街道を夢見ているのですが、色々な人としてディスカッションする中で「道を活性化させたい」という想いと「道で活性化したい」という想いがあることに気づきました。 御道印の元ネタ

          御道印で道を楽しもう

          スタートアップ勤務の子育てデザイナーのリモート勤務な一日

          こんにちは。みろくです。 新型コロナの影響で働き方が変わった方も多いと思います。私もその1人です。 この記事ではスタートアップ勤務の平均的な1日を紹介します。 超多忙なイメージのあるスタートアップの働き方が知りたい人や、子供がいてもスタートアップでデザイナーとして働けるか心配な人に読んでもらいたく筆をとりました。 意外と楽しく両立できてるの一日の様子をお伝えできればと思います。 一日の流れ7:30〜8:00:起床。 本当は7時に起きたい。たまに7:00前に起きたりします

          スタートアップ勤務の子育てデザイナーのリモート勤務な一日

          アラサーデザイナーがアニメ声優オーディションの一次審査を通過するために考えた戦略

          少し前ですが、アニメの声優オーディションの一次審査(書類+ボイスサンプル+簡単な自己アピール文章)を通過した時に考えた戦略です。 ちなみにアラサーと書いていますが、西郷隆盛だったらあと数年で明治維新をするくらいの年齢です。 オーディションをうけた理由は、自分でご当地キャラクターを運営して声優募集もしているし、ビジネススキームにも興味があって....と書けばカッコはつきますが、キャラクタービジネスの端っこにいるクリエイターの好奇心です。 演技力でもアイドル力でも勝てないデザ

          アラサーデザイナーがアニメ声優オーディションの一次審査を通過するために考えた戦略

          おばあちゃんの南部煎餅

          雨が降りそうな空気が漂う、夏の夜。 保育園のお迎えの帰り道で聴き慣れない音がした。 工事現場の柵に置いてあるケータイが鳴っているのだ。 きっと誰かの落とし物で、さらに誰かが見つけやすいようにと柵の上に置いたのだろう。 何度か着信があるようだが、水没したら動かなくなってしまう。 運良く持ち主からかかってきたら出ることにして、雨を凌げない工事現場から、雨が凌げる交番に持っていくことにした。 拾得場所から少し歩いた程度のところで、運良く落とし物のケータイが鳴った。 出てみると、

          おばあちゃんの南部煎餅

          大自然から学ぶ警告色

          先日、twitterで厚生労働省が出しているとある警告のためのデザインが話題になりました。 ご本人が元ツイートを削除していますし、内容についてはふれません。 しかし、そこで議題に上がっていた厚生労働省の画像がデザインを考える良い題材だったので、警告色について考えてみようと思います。 厚生労働省の画像はこちらです。 有毒植物であるスイセンについて注意喚起をしています。 ここで使われている警告色は紫、黄色、赤ですが、主なベースは紫と黄色に見えます。 おそらくデザイン専用ソ

          大自然から学ぶ警告色

          サービスビジョンをビジュアル化した話

          Spacelyにジョインして8ヶ月。 やっと向かうべき方向の旗印となるサービスビジョンのビジュアル化が完成したので、その裏話を書こうと思います。 サービスビジョンって何なのかミッション・ビジョン・バリュー(MVV)というワードを聞いたことがある人も多いと思います。 この言葉は企業の組織作りの時に出てくる言葉であり、一言で説明をすると以下のようになります。 ミッション:果たすべき使命 ビジョン:実現したい未来 バリュー:約束する価値 ビジョンとは実現したい未来のこと。 で

          サービスビジョンをビジュアル化した話

          デッサンは何のためにやるのか

          デッサン。 一度でも美術を志したことがある人はやったことがあるだろう。 なぜこれをやるのか、表現力のためなのか。 今日はデッサンの話をしようと思います。 結論から言えば、デッサンとは構造理解デッサンとは何のためにやるのか。諸先輩からは「観察力をつけるため」とよく言われます。 観察力って何だろう。石膏像一つとっても考えることはたくさんある。 ・筋肉の流れ ・髪の生え方 ・骨の構造 ・石膏と背景の奥行き ・光の位置と影の付き方 ・表情と感情 それはもう次から次に出てくる。

          デッサンは何のためにやるのか

          デザイナーも研究したい

          こんにちは、あまりの寒さに驚いております。デザイナー の小太刀御禄(こだちみろく)です。 もう冬のラスボスがきた気分です。南国で仕事したい。 私が所属している株式会社スペースリー は研究開発の部署があります。 日夜エンジニアたちが技術を駆使して研究し、研究結果をプロダクトに反映しています。 デザイン分野で会社に所属して研究するというのは、あまり無いパターンなので、物珍しく研究している様子を見ています。 (研究開発部署のAIエンジニアも募集中なので気になる方はぜひ!) デ

          デザイナーも研究したい

          スタートアップの制度作りはたけのこみたいだなぁ、って

          こんにちは。疲れた時には大体餃子を食べてしまう、デザイナーの小太刀御禄(こだちみろく)です。 餃子って完全食の1つで、最高のプロダクトだと思うんですよね。 簡単に言えば好物です。 スペースリーには5月末にジョインしたので、春先は転職活動をしていました。 今回はその時の話からしようかと。 子持ちの私はどういう職場を目指すか1歳にも満たない子供がいる状態で転職活動をした時、やはり求めてしまうのが制度面。 制度が整っていることが前提、さらにその制度を使っている社員が複数いる方が

          スタートアップの制度作りはたけのこみたいだなぁ、って

          スタートアップ1人目デザイナーに求められる役割

          はじめまして、デザイナーの小太刀御禄(こだちみろく)です。 普段はキャラクターデザイナーやイラストレーターとしてのイメージが強いのですが、新卒からIT企業でデザイナーとして働いています。 業界歴10年選手となってくると、肩書きもwebデザイナーからUI/UXデザイナーに進化してきました。 2018年6月に出産し、2019年春からフルタイムで復帰。現在はVRコンテンツを編集、管理ができるクラウドソフトを開発しているSpacelyで働いています。 Spacelyはいわゆるスター

          スタートアップ1人目デザイナーに求められる役割

          UXデザイナーのポートフォリオには物語が大事なのではないか

          ポートフォリオサイトを新しく作った。 厳密には個人サイトは10年以上運営しているものの、継ぎ足し継ぎ足しで追加された個人サイトはごった煮状態であった。 イラスト、歴史、デザイン全てのジャンルが入った状態は見る人を闇鍋か何かかと思わせたかもしれない。 しかし、ずっと紡いできた個人サイトは私の思い出帳のようなもので、最新のものだけにするというのは少し寂しい気がしたのだ。 しかし、この春に新しくUI/UXデザイナーの仕事を探すにあたり、個人サイトではスキルが伝わらないのでポートフ

          UXデザイナーのポートフォリオには物語が大事なのではないか