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名前や地名を間違われた時はチャンスである。こがにゃんこ的問題回避の考え方。

本名の苗字が珍しいため、間違われるなんて日常茶飯事でした。みろくです。

こがにゃんこがよく間違われる表記として以下があります。

・地名の古河を「古賀」と書かれる(古賀は福岡です)
・地名の古河を「ふるかわ」と読まれる
・鷹見泉石を「たかみせんごく」などの読み方をされる
・土井利位を「どいとしつら」と読まれない

まず前提として、人の名前を間違えるのは失礼にあたるというのは常識として考えています。
考えていますが、珍名苗字の経験者としてはまともに読まれることも書かれることもなかったのでいちいち気にしなくなりました。
一回間違えると人はしっかりと覚えてくれるという経験を身にしみてしているので、名前について間違えられた時はやんわり伝えるか、間違ってることを気づいてもらうかして「今日は覚えて帰ってね☆」くらいのテンションでいます。
みんな悪気ことが大半なのであまり気にしません。悪気のある言い方をされたら怒りますが。

私のこの思想はこがにゃんこにも反映されていて、間違えられた時はチャンスだとすら思っています。

江戸時代の名前はどうだったのか

江戸時代は「目上の人は本名で呼んではいけない」とか「親しみを込めて音読みをすることがある」そうです。(有識読みと言います)
学者ではないので詳細まで突っ込まれると難しいのですが、そんなことがあるのかーくらいに聞いてくだされば幸い。

例でいうと、薩摩藩主の一人「島津重豪(しまづしげひで)」は下の名前を音読みにして「ジュウゴウ」と呼ばれていたと聞いたことがあります。かわいすぎる。
有名なところでいうと、徳川最後の将軍である徳川慶喜は「ケイキさん」と呼ばれることも多かったそう。これもかわいい。

こがにゃんこの場合は「どいしゃむ位」の魂の中の人「土井利位(どいとしつら)」は古河市外の人からまともに読んでもらえることが少ないです。
位と書いてつらという読み方は現代では見かけないですからね….
よく利位のことを「りい」と言われることがあるのですが、その時は「江戸時代は親しみを込めて音読みで呼ばれることがあるから、すごく江戸時代を思い出すにゃー」と殿ことしゃむ位は返します。

その後に正しい読み方を付け加えるということです。

「古河」を「古賀」と書かれた時も「福岡になっちゃったにゃーん!」と彼らは返します。
福岡と音が一緒というのも何かの縁だと思うので、頭ごなしには否定せずに福岡と一緒だという旨を伝えながら正しいものを伝えます。

もう一つ「ふるかわ」と呼ばれた時は「こがくぼうがいるにゃー!一緒に古河公方も覚えて帰ってにゃ!!」というテンションです。

角が立たない返しって何だろう

名前の間違いって本当にセンシティブです。非礼にあたるんですから。
私の場合は間違えられることが多かったので、さらりとかわす方法を常に模索していたタイプで少し変わっているかもしれません。

江戸時代をモチーフにした作品は、やはり名前の読み方が特殊で間違えられることが多いです。
それは時代が違うので幾分難しい問題だと認識をしています。

船の渡しで民と交流していた藩主・土井利位が、あたらしい雪の結晶をスケッチするたびに周りの人に見せていた土井利位は私にはとてもおおらかな人に見えます。
鷹見泉石だって、とても合理的な人なので間違えられたら「覚えて帰ってもらうのがマスト」と思う気がしてなりません。私の妄想と、願望ですが。

そしてこがにゃんこの「ほわん」という雰囲気を大事にしたいので、名前を間違えられたら「今日は江戸時代のこと、覚えて帰ってね!そして名前も覚えて帰ってね!!」というテンションで返すのです。
ちなみに土井利位や鷹見泉石が有識読みをされていたという文献を見聞きしたことがないので、もし知っている方がいたら教えてくださいませ!

という呼びかけをもってしめさせていただきます。

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