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第1回 西南戦争で崩れた、薩摩のトライアングル

歴女デザイナーの小太刀御禄です。父方栃木、母方鹿児島、東京生まれの東京育ち、のちに茨城県古河市に移住。
愛する醤油は関東のこいくち醤油、愛する雑煮は鹿児島スタイル。おにぎりはたわら型。西と東と首都圏の文化ごった煮の生い立ちです。

母方が鹿児島ということがあり、幼少期から鹿児島に行った数は数え切れず。
母に「いいところに連れていってあげる」と言われてついていけば南洲墓地(西郷隆盛墓所)だったという、ワンダーな経験をしながら育ちました。見事な薩摩推しとなりました。薩摩はいいぞ。

というわけで、薩摩推しの赴くままに勝手に大河予習コラムをはじめます。

薩摩イヤーがくるぞ

2018年の大河ドラマは「西郷どん」と決まったわけでございまして。

西郷隆盛主人公の大河といえば親友である大久保利通とW主役だった1990年の「翔ぶが如く」、重要な役どころだった2008年の「篤姫」、明治維新150年の節目として満を持してピンで主人公となった「西郷どん」なわけです。役としては「龍馬伝」にも出てきますし、西郷の大河登場率ハンパなしのさすが英傑。

西郷隆盛が主人公なら、それは描かれるであろう最期となった西南戦争。
原作となる小説は連載中とのことですが、発表になった出演者・薩摩のキーパーソンには、西郷隆盛を兄と慕った村田新八(堀井新太さん)の名前が!
しかも役柄の説明には“西郷とともに下野し、死の間際まで西郷に付き添うことに。”とあるではありませんか。
これは西南戦争はがっつり描かれるということでよろしいでしょうか。
村田の最期も西南戦争なわけでございますから、これはがっつり描いて頂けると信じております。
ましてや村田新八が出てきたとなれば西南戦争で繰り広げられる、薩摩のトライアングルが描かれるのではないかと今からワクワクします。

西郷と大久保と西南戦争

西郷隆盛といえば親友で幼馴染の大久保利通と共に明治維新で活躍。
西郷隆盛明治10年におきた西南戦争で非業の死を遂げます。京都で西南戦争の指揮をとったのは親友の大久保利通でした。
西南戦争は涙無くして語れない、親友同士の戦いだったのです。泣ける。

西郷と大久保といえば、生まで育った家がすぐそこでした。家の近所で育った幼馴染同士が戦争にまで発展した理由は、西郷が思い描いた未来と、大久保が思い描いた未来が違えたことでした。泣ける。

様々な作品で描かれてきた西南戦争。
映画「半次郎」では、大久保は西郷を攻撃する決断に苦悩し、最後は西郷が掲げた「敬天愛人」の言葉の前で西郷と戦う決断をします。
国を背負い、自分の感情を押し殺した大久保。自分の指揮で国が変わってしまう重さは計り知れません。泣ける。

薩摩のトライアングル。西郷を慕う村田と、村田に信頼を寄せる大久保。

西南戦争は西郷と大久保だけではありません。西郷を慕った若者が数多く散っていきました。
その一人が村田新八。大久保利通も信頼を寄せた人物です。

西郷隆盛、大久保利通の家の近所には先ほど登場した村田新八も住んでいました。
村田新八は西郷や大久保よりも少し下の世代で、いわば後輩ポジション。
そんな同じ土地で育った、幼馴染たちが明治新政府を動かしていたと思うと、とても興味深いものがあります。

大久保利通は村田新八を大変評価しており、西郷が去った明治新政府も「村田さえいれば」と思ったそうですが村田は尊敬する西郷を追いかけて帰ってしまうのです。
大久保もさぞかしショックを受けたことだと思いますが、時の流れとは残酷なもので西南戦争が勃発。西郷と村田は最後の戦闘となった城山で戦死します。
大久保は西南戦争で親友を亡くし、大事にしていた後輩をも失うことになります。

西郷を慕う村田、村田を信頼する大久保、そして西郷と大久保は親友同士。
何というめぐり合わせ、何というトライアングル。
私はこれを「薩摩のトライアングル」と呼んでいます。

西郷どんは薩摩の人間模様をどこまで描くのか

大河ドラマの記者会見で、脚本の中園ミホさんがこのような発言をして話題になりました。

「林真理子さんの原作は、いろいろな愛に溢れています。(藩主の)島津斉彬との師弟愛、家族愛、男女の愛、ボーイズラブまで、たっぷりとラブストーリーが散りばめられています。」

ボーイズラブ発言です。
薩摩は他の藩よりも武士が多く、男色文化が色濃かったと言います。この男色文化をボーイズラブと言いたかったのかどうかは大河ドラマが始まってみないとわかりません。
しかし史実を紐解くだけでも涙無くして語れない、男の友情と衝突があるのは明らか。薩摩のトライアングルもしかり、薩摩の人間模様をいかに描いてくれるかがとても楽しみなのでございます。

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Miroc Kodachi

ご当地キャラクターを通じて地域デザインしているデザイナーでプロデューサー。リカロン社代表取締役軍師、歴史好き。

勝手に大河予習コラム「知ってよか、せごどん!」

2018年大河ドラマ「西郷どん」に向けてウォーミングアップ! 薩摩推しの歴女デザイナーが勝手に予習コラムを綴っていきます。
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