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キャラクターは書いただけでは記号である

キャラクターマーケティグとは、キャラクターを用いて企業の製品の差別化や販売促進を促すマーケティング手法。
ご当地キャラクターは企業の製品ではなく、地域の特色をキャラクターによって最大化し、知名度の向上、観光施策、地域の活性化などが目的になっていきます。

キャラクターは絵を描くだけでは、ただの絵です。記号です。
グッズに展開した瞬間に、グッズに対するデザインの付加価値となりますが、キャラクターとして愛してもらうにはユーザーに「感情移入」をしてもらい、「愛着」を持ってもらわなくてはなりません。

ただかわいいアイドルか、がんばりやさんのアイドルか

これはアイドルにも言えると思います。
見た目が好み、というきっかけでファンになることもあるでしょう。
もしもそのアイドルが、夢に向かって頑張っていると知ったらもっと応援したくなる。
知られざる趣味を知ったら、共感をするかもしれない。
ちょっとしたことで使った方言が自分と同じ出身地だった場合、親しみがわくかもしれない。

キャラクターにも同じことが言えます。
この付加価値をつけるのが「設定」や「世界観」なのです。
キャラクターには以下の構成要素があります。(実際には作るキャラクターによって変動させています)

・キャラクタービジュアル(イラスト)
・キャラクター設定
・世界観(設定に入れる場合もあります)

キャラクターマーケティングは時間がかかる

たとえば、広告のアイキャッチに入れるキャラクターなら、設定まで作り込まなくてもいいかもしれません。
なぜなら広告として目をひく華やかさというアイキャッチが1番重要だから。
設定などいらないのです。
(設定があった方が生き生きとしたキャラクターが描けるというのは、描き方の手法なので今回は置いておきます)

しかし、漫画やアニメなどストーリーを展開しようとするとそうはいかない。
長期的にユーザーとふれて、「共感」や「愛着」をもってファンになってもらわないといけないのだ。

動き出すまでキャラクターを練ってみよう

私たちに出身地や、言語、性格があるように、キャラクターにも設定や世界観がある。
世界観が定まっていなければ、キャラクターの動きもドギマギしてしまうだろう。

キャラクターを作る時は伝えたいことを軸に、設定と世界観を練ってほしい。

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