ミロクレコーズ

56億7千万年後にも響き続ける音楽を。ナカザワドアノブ、本日休演、ザ・コアントローズ、…

ミロクレコーズ

56億7千万年後にも響き続ける音楽を。ナカザワドアノブ、本日休演、ザ・コアントローズ、ボンボヤーズ、ギリシャラブ。http://mirokuteki.thebase.in/

マガジン

  • さらば2016年! 振り返る音楽家たち

    今年の総括り。ミロクレコーズ所属アーティスト達に、「今年の漢字」と「2016年に聴いた音楽ベスト5」を聞いてみました。

  • ミロク謝音祭記念!出演者による特別寄稿集

    2017年3月11日、代官山「晴れたら空に豆まいて」にて行われたギグ、ミロク謝音祭。出演したTHE COINTREAUS、ボンボヤーズ、本日休演、ギリシャラブの皆さんに、文章を寄せていただきました。当日のライブ映像は下記からご覧いただけます。https://www.youtube.com/channel/UCx9ifCDHyfaqTHD_nrAiS_w

最近の記事

天童よしみ発、ヴェルヴェッツ経由。

今夏、1stアルバムを発売した河内宙夢くん。 ミロクレコーズでは最近彼のことを推しまくっているが、そもそも「河内宙夢?誰だよ!」と思っている方もたくさんいるだろう。京都インディーシーンにのっそり現れ、気づけばいつもひとりライブハウスの陰になってるあたりで申し訳なさそうに、でもどこかふてぶてしい表情でタバコを吸っている。一体河内くんとは何者ぞ?そんな疑問に応えるため、今回は彼に「自分の人生を通り過ぎていった歌」を10曲教えてもらった。 ※以下、曲に対するコメントは本人によるも

    • 「河内宙夢&イマジナリーフレンズ」1stアルバムに寄せて

      東京から京都に来て、バンドを組んで、歌ができて、一緒に演奏した。 時には怒られて、悔しくて、枕を抱いて泣きながら眠ることもあった。 バンドを組むこととは、旅をすることと同じかもしれない。 ここにパッケージされた7曲は、僕にとってはもう過去の曲だ。今は節操ないくらい新しい曲を作っている。ウンチを催すように曲ができてしまう。 勿論これらの曲はこれからライブでも全力で歌い続けるつもりだが、再現、のつもりで歌うつもりはない。 死んだ曲たちはこれから何度でも瑞々しくよみがえる。それは

      • しずくだうみ×里咲りさ対談「ずっと歌っていくために」ふたりが出した答え

        闇ポップシンガーソングライターを標榜するしずくだうみが2ndアルバム『やがて染まる色彩』をリリース。それを記念した対談の相手として指名したのは、アイドル社長として多くの話題を振りまきながら、シンガーソングライターとしても活動する里咲りさだった。 活動や楽曲に対するスタンスは一見、正反対のようにも思えるふたり。しかし音楽活動を続ける中で目指そうとしている場所は、むしろ近いようにも思う。年も近い彼女たちが、紆余曲折を経て導き出した答えとはーー。 〈以下本文〉 里咲:どうして

        • 感情を安売りしないシンガーソングライター。しずくだうみ、2ndアルバム『やがて染まる色彩』リリースツアー東京公演レポート

          薄い赤色の壁紙に、洋風のレトロなランプ。 そこから滲み出るオレンジのあかりをソファに腰掛け眺めていると、なんだかほっとして、心も身体も綻んでいく。 会場に並べられたテーブル席は全席が埋まり、立ち見を含め4~50人ほどのお客さんが静かに詰め掛けている。 一人で観に来たお客さんが多いのだろうか、いわゆるライブハウスのようなざわめきはない。 ゆったりとして落ち着いた、しかしそれでいて、これから始まることに静かに胸を高鳴らせているような、そんな空気が会場を包んでいた。 しずくだ

        天童よしみ発、ヴェルヴェッツ経由。

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        • さらば2016年! 振り返る音楽家たち
          4本
        • ミロク謝音祭記念!出演者による特別寄稿集
          1本

        記事

          ひねくれたフォームで放つ、まっすぐな音楽。本日休演、企画ライブ『旅行 vol.1』レポート。

          観客の視線が、さまざまな角度からステージに注がれる。演奏する者と観る者。純粋な熱量の衝突がここで起きている。ライブハウスとはとんでもない空間だと改めて感じた。 フェスとか、大きめのライブイベントとかに、関係者受付から入ってしまうのはあんまりよくないことだ。人がかたまりになって強い思念と化す、ライブのそういう効能を発揮するにあたって、150人をキャパとする箱のサイズ感がベストなのかもしれない。 本日休演の企画ライブ『旅行 vol.1』。この日、下北沢のライブハウス近松に

          ひねくれたフォームで放つ、まっすぐな音楽。本日休演、企画ライブ『旅行 vol.1』レポート。

          ミロクの新しい色、「しずくだうみ」

          こんにちは、こんばんは、ミロクレコーズのよこみです。 東京は急に冷え込んできて、冬っぽくなってきましたね。 そんな12月、ミロクレコーズから新たにCDをリリースさせていただきます!今回のnoteは、こちらのリリースについてのお話。 もくじ ・闇ポップSSW、しずくだうみ(ってどんな人?) ・ミロクレコーズにとっての「新しい色」 ・新作「やがて染まる色彩」について ・さいごに 闇ポップSSW、しずくだうみ ミロクの新しい仲間は、しずくだうみさん。 「闇ポップ」を

          ミロクの新しい色、「しずくだうみ」

          ギリシャラブと2017年3月

           スタジオでレコーディングされ、ミックス、マスタリングを経たうえで聴かれるCDなどの音源には音源特有の良さがあって、ライブにはまたライブの良さがあって……、というようなことを書こうかとおもったけれどやっぱりつまらないのでやめる。それにぼくがそれを書くとそれは嘘でしかありえないだろうから。  つい二年前まで住んでいた兵庫県の三田市はフラワータウンという町には、誰もライブなんかしに来なかった。外気から遮断された魔法びんのような町でぼくらにできることといえば、音源を聴くことだった

          ギリシャラブと2017年3月

          Vol.4 岩出拓十郎(本日休演)

          第四弾は、本日休演のギター&ボーカル、岩出君! 最近では今年の12月、ムーンライダーズのトリビュートアルバムにて、名曲ヴィデオ・ボーイをカバーし評判を呼んでいます。 彼の2016年はどんな年だったのでしょうか。 【今年の漢字】浮「学」と迷ったがこれ。 かかわっている色んな事が終わったり、終わりそうになったりして、宙に浮いた。 気づいたら自分自身も浮いていた。というかやっとそれに気づいた。 浮いた話もあった。浮いた人にも会った。酔いやすいんであんまりずっと浮いてると

          Vol.4 岩出拓十郎(本日休演)

          Vol.3 河村ちよじ (THE COINTREAUS)

          第3弾は、今年5月に1stフルアルバム『気球に乗って、どこまでも...』を発売した、THE COINTREAUSのキーボード&ボーカル河村君! 【今年の漢字】鬱鬱な期間が長くあまり精力的に生きれなかったので(^_^;) 来年に向けて 心身の健康を一番に考えたいです。 【今年聴いた音楽BEST5】・Frank Zappa / Sheik Yerbouti 原付に乗りながら爆音で聴くとハイになれる。 ・Black Sabbath / Master Of Real

          Vol.3 河村ちよじ (THE COINTREAUS)

          Vol.2 マチ子(ボンボヤーズ)

          第二弾は、今年のレコードの日に7インチシングル『亜熱帯道中』を発売した、ボンボヤーズのアコーディオン&ボーカル、マチ子さんです! 【今年の漢字】白理由: 清く美しい赦しの色。 韓国の映画監督パク・チャヌクの作品「親切なクムジャさん」のラストシーン、無垢な子供が一面の雪景色の中、口を開き暖かい吐息で包んだのは「モア・ホワイト」という台詞でした。 復讐のために人を殺した主人公が、装飾のないショートクリームケーキに顔突っ込んで自らの罪を嘆くシーンで発せられたこの言葉には、すべ

          Vol.2 マチ子(ボンボヤーズ)

          Vol.1 天川悠雅(ギリシャラブ)

          第一弾は、年が明けて3月15日に1stフルアルバム『イッツ・オンリー・ア・ジョーク』を発売予定のギリシャラブのボーカル、天川君! 【今年の漢字】腸いま少しネットで調べた限りでは今年は「不倫」の年だそうですが、テレビも置いてないし新聞もとってないので、いまいち何のことだかわからないし、個人的にも今年不倫をしなかったしされなかったので、全き個人の事情ですみませんが、「腸」です。 もともと腸が弱いのですが、今年は何度も大事な場面で腸炎を患い、初めての救急搬送も経験し、ほとん

          Vol.1 天川悠雅(ギリシャラブ)

          南無。

          はじめまして。お久しぶりです。いつもお世話になっています。 ミロクレコーズ、noteをはじめました。 突然ですが、宇宙は今ンとこ、膨張しています。 だから、今まさにこの瞬間レコードに落とされた針は、56億7千万年後もきっと、宇宙のはしっこの溝をなぞっているわけです。 そこには、北京原人も、大滝詠一も、ボブ・マーリーも、私たちも、私たちのひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ