余白

 余白って面白いですよね。は?

 余白って聞くと多くの人は白色の隙間を思い浮かべると思います。漢字でも「白い余り」って書くぐらいですしね。
 でも、余った箇所が白くなるのは下地が白い時だけです。要するにたまたまだと思うんですよね。これってかなり歪なことだと思いませんか? 思ってばかりですが、僕はそう思うのです。

 こう考えると、モノクロにも興味が湧いてきますよね。ちなみにモノクロってモノクロームの略称らしいです。今知りました。
 モノクロって白黒のことを言うんだと思ってたんですけど、モノクロームっていうのはそもそも単色のことを示すらしいです。下地の色+1色で表現することをモノクロームって呼ぶんですねぇ。一つ賢くなりました。

 そもそも、自分ではほとんど絵を描かないので、分かりやすくするためにモノクロについて考えてたって裏設定があるんですけど、キャンバスの上に色を置いたときに、そこには何が起こってるのかって気になりませんか?
 つまり、白いキャンバスの上に黒いインクをぽとりと落とした時、そこには黒色の点が発生するんでしょうか。それとも四角いドーナツのような白い囲いが発生するんでしょうか。それとも白い下地と黒いインクの間にある境界が発生するんでしょうか。どれも現象としては同じだと思うんですけど、解釈の違いがあるような気はしますよね。
 そういうことを考えていると、余白って概念が特別なものに思えてくるんですよね。目の前にあるものの中から一つを特別視した時に初めて浮かび上がってくる模様というか。脇役になって初めて目立つみたいな業を背負ってる哀愁がありますよね。

 「余白のような人」は誉め言葉か、それともdisか。それこそ余白のような話で面白いですね。

 うるせーーーーーーーーーーーーーーーーーーES書け!!!!!!!!!!!!!!!!!

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