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京アニファンが観た「ラブライブ!スーパースター!!1期」のツイートまとめ + コメンタリー #Liella

視聴経緯 - 友人たちからの推薦

年末にあった友人からアイドルアニメを紹介して頂きました。京都アニメーションは好きだけど、二次元の娘さんや声優さんにはそこまで熱烈な興味を持った事がなく、アイドルマスターとラブライブ!の違いもわからなかった程度で初めは少し腰が重たかったのですが・・・。

しかし、全く別の友人2名からもスーパースター!(以下略:スパスタ)が"良い"とか"見てる"と話しがあり京都アニメーション視聴で無駄に培った分析力を駆使しながら向き合ってみようと思いました。

京アニファンにお勧めできるポイント

ラブライブ!というスクールアイドルの全国大会で優勝を目指す物語 & 脚本 花田十輝さん / キャラクターデザイン 斎藤敦史さん

ご存知、花田さんは「響け!ユーフォニアム」「境界の彼方」「中二病でも恋がしたい!」など京都アニメーション作品のシリーズ脚本など深く携わっている方です。そしてラブライブ!というスクールアイドルの全国大会で優勝を目指す物語。全国優勝といえば「響け!ユーフォニアム」の北宇治高校吹奏楽の目標でもありますよね。同じ脚本家の作品「吹奏楽」と「スクールアイドル」を対比できるのです!これだけでも見たくなりませんか?

さらにキャラクターデザインは京都アニメーション出身の斎藤敦史さんで、他のラブライブ!作品と比較しても良い意味で味付けが薄めなデザインで京アニファンとして好感が持てました。(特にクゥクゥの髪の毛に入っているハイライトの入れ方は可愛いと思う。すみれの紫色だし・・・)

さらにさらに「境界の彼方」の再試合的な見方もしても面白いかもしれません。1期を見渡して"個人的に"感じた作品のテーマ「呪いを解いて夢に向かう」は「境界の彼方」のテーマにも近いものがあります。「境界の彼方」は栗山未来という1人の女の子を救う事がメインの話でしたが、スパスタ1期は5名の女の子という事で5倍楽しめるかもしれません。呪いの解き方も、努力や才能という訳でなく2021年の時期だからこそのコダワリを感じます。

さらに×3「響け!ユーフォニアム」だけではなく吉田玲子さん脚本の「リズと青い鳥」を意識したようなお話やカットに山田尚子監督や京アニファンならクスっと笑える事間違いなしです。

スパスタ1期 感想ツイート

 ぜひアニメを見てからご覧ください〜。

クゥクゥが上海出身の割に生徒会長に楯突いたりする所に興味深かったみたいです。

クゥクゥの魅力に取り憑かれてますね。

かのんの特殊性について言及し始めています。クゥクゥは普段は猪突猛進な感じの元気なキャラなのにステージに立つと緊張して震えているギャップがいいですね。

※タイトル完全に間違えてますね。見始めたばかりで勘違いしています。すみません・・・・

"夢エネルギー" という妄想で考えた設定で物語を解読しようと試みています。

京アニでも見た演出を発見して喜んでいます。「千砂都の"かのんと違う夢を見つける"とあえてかのんと同じ夢をみない事を決めた幼少期の呪い」ここに気がついたのは中々良かった。

リズと青い鳥が好きな人は6・5話合わせてどうぞ!物語の本質的なアルゴリズムが推定できて喜んでいます。

自分の脳や性質で自分に呪いを掛けてた人"がスクールアイドルに救済され入部する方程式が繰り返されています。今後話が進み全国大会と言われるラブライブに出演した際にLiella!のファンの子達が自分の呪いを解いて積極的に入部してくるリスクが高く、展開次第では収集が付かなくなる可能性があると思いました。かのんの目線が自分の夢から誰かの為に変わってきたので余計にそう思います。

なかなか良い予測ができました。全体を通して"自分の能力を呪いで制限しているだけなので、考え方さえ変えられれば前に進める"というのが物語の根底にあると思います。

9話のこのユニット名を決める時に流れた挿入歌のタイトルを調べたらDreaming Energy(夢見るエネルギー)だったんですけど・・・!!!ヤバ!!!

4話の時点で夢エネルギーに気がつけるくらい、脚本の構成〜テーマを表現するアルゴリズムがしっかりお話を通して駆動しているんだと思います。

思うところもあり、すみれには共感しちゃいました。自分はクゥクゥが好きだな〜と思っていたんですが、そういう事だったみたいです。

同級生達は"協力できる事は何でも言ってね"とも言っており、ちょっと前の感想で懸念してた"夢エネルギーを受けた誰もが皆んなLiella!になる問題"の伏線か?!ラブライブ!決勝大会に出てかのんの夢エネルギーが放映されたらヤバい事になりそう。

本当にラブライブ!は置いといて、"夢エネルギー(Dreaming Energy)が仲間や学校に広がるお話しなんですよね・・・あえてその選択をした理由を考えちゃいますよね。


京アニ出身のキャラクターデザイナーさんと、京アニでもお馴染み花田さんの脚本で、“やりたいことがあれば毎日楽しい" とスクールアイドルというかアニメーションには呪いを解き夢に向かわせるエネルギーがある事を描いた作品で救いの網を広げているように感じます。 呪い(マイナス状態)から回復(ゼロ)に戻すテーマなら京アニ作品だと"聲の形"、"境界の彼方"、広く見たら"中二病"や"ヴァイオレット "など、沢山用意されているんですけどね・・・2021年に世に出た事が偶然なのか必然なのかこのタイミングで作品が世に出た事実に泣けます。

京都アニメーションの"志を繋ぐ" イベントにも行った自分には、この作品のメッセージは直球で刺さりましたね。本当に良いものを見させてもらったと思います。 あまり言及してないですが、歌、歌詞、踊りも物語に寄り添っていてアニメーションとして純粋な楽しさもありました。

そして2期へ

2期もあるらしいですが、Liella!はここから"勝ちたい!全国優勝"モードに切り替わったので、1期とは打って変わって下級生や個人の思いと集団の目的のすれ違いや軋轢、ギスギスするのかな〜と視聴者にプレッシャーをかけるような展開がある予感がします。ラブライブの皮を被った"響け!ユーフォニアム"なのかも?不安と楽しみが入り混じった気持ちで次のステージに進みたいと思います。(進むのです!)

そして2期は優勝を目指すという事で、打って変わって「努力」や「勝利」へ向けた"響け!ユーフォニアム"的なギスギスがあるのかと思いきや・・・少しはあるんですが・・・からの「神」みたいな話しでした。ユーフォ&スパスタの3期対決のために見ておくのも悪くありません。

やっぱり京アニファンの方々には1期オススメです!

おわり


おまけ - スパスタ2期 感想ツイート


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